東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

パーカーのジョッターオリジナル

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1954年デビューのレトロフューチャー

 パーカーが1954年に発売したボールペン、ジョッター。今日に至るまで、大きめの文具売り場では定番商品として並んでいる名作ですが、最近よく売られていたのは、オールステンレスでエッチングが入っていたり、高級感のあるジョッターフライターあたり。オリジナルのステンレス+ポップカラーのプラスチックボディのやつは、長いこと販売されていませんでした(たまに黒軸のやつとかは見かけましたが)。しかし今日、たまたまLOFTに立ち寄ったところ、ジョッターオリジナルの名前で店頭6色展開されていたのを発見。その中から早速、グリーンを購入しました。

 調べてみたところ、2020年2月に販売スタートしてたみたいです。

 やっぱりこのステンレス+プラスチックのレトロモダンというかレトロフューチャー(死語)な雰囲気がたまらないです。

 今回の再販で特筆すべきは、インクカートリッジが油性ではなく、ゲルインクになったことです。

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古いモデルと比べてみる

 私、1983年UK製のジョッターを持っていますので、ちょっと比較してみましょう。

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黒です

 

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この部分の刻印で製造年がわかります


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羽根のデザインが変わってます


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ペン先のデザインは殆ど同じ


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83年モデルはノック部分にパーカーのマーク入り

 

カートリッジ替えるかどうするか

 所有していた83年モデルのジョッターには、所謂「パーカー互換」の、ジェットストリームの0.38mmインクカートリッジ(SXR-600-38)を入れて使ってました。ジョッターオリジナル用にもひとつ合わせて購入したのですが、パーカーのゲルインク、割と速乾性で黒々とした書きやすいインクだったので、暫くこのまま使ってみることにします。

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インスパイア系

 以前の記事で紹介したOHTOのパチジョッター(失礼)であるレイズや、三菱の70年代?デッドストックのボールペンと並べてみます。

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OHTOのボールペンにハマる(ハメられる)など。 - 東京さばい部

 これらに限らず結構似たデザインのボールペンをよく見かけるのは、工業デザイン的にやっぱ相当なインパクトがあったんだろうなあという気はします。実際えらい格好いいですしね。

 OHTOのレイズの方が少し長めで、正直持ったときのバランスがすごくよいです。だけどやっぱり、オリジンであるジョッターを手にしたくなるんですよね。歴史の重み強し。

 というわけで、持っていると「違いのわかるやつ」感のある、この小ぶりな1本、是非あなたのペンケースにも追加してみては如何でしょうか。