東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

ペンはもう一生エナージェルでいい。

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こんにちは。世界一のエナージェル好きを自負する私がやってまいりました。

説明するまでもないかとは思いますけど、エナージェル、ってのは、ぺんてるから発売されているゲルインクボールペンです。

 

出会いは10年前の「エナージェルユーロ」

今から15年近く前、まだ人並みに手帳とかに拘ってた時代がありまして、手帳のお供には書きやすいボールペン、てんで、当時は三菱シグノの、インク色がブルーブラック、そしてボルドーブラックという2色が本当に好きで、しばらくそれを使ってました。特にボルドーブラック、赤過ぎず黒過ぎず、濃いめの赤ワインのような、パイロットの万年筆用インク「色雫」の山葡萄が割と近いんですけど、いい色だった。

ところがその、ボルドーブラックが廃番になりまして、そこからちょっとペンジプシーになって色々試していく中で、ぺんてるエナージェルと出会ったのが10年くらい前。ヨーロッパでヒットしたキャップ式、その名も「エナージェルユーロ」、これのフロードバドバ、ヌラヌラな書き味がとにかく好きで、これはもう今日に至るまで、何本使ったかわかりません。

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今や私もオッサンになり、色んな拘りが削ぎ落とされて、単なるノート使いになりましたけど、ペンへの拘りだけは捨てられず。各社の新製品ポールペンや、万年筆など試すも「やっぱエナージェルに敵わないや」と、常に手元にある状態。ただ長年使っているうちに「やっぱりキャップ面倒くさいな」となって、徐々にノック式も使いつつ。

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0.5mm以下はニードルチップ、0.7mm以上は砲弾チップ。

そんなお気に入りのエナージェルなんですが、これまで唯一の難点は、インク色が黒・赤・青の3色しかない(なかった)ということで、青インクなどは、経理とかではよく使われるらしいですが個人的には「いつ使うの?」って感じで。昔から海外市場だと、エナージェルも緑やピンクのインク色があるのですが、何故だか国内は3色だけ。今どき、文具売り場に行けば、ジェットストリームフリクションやサラサやシグノが、多色展開して棚一杯に並べられて場所を占有してるところ、我らがエナージェルは頑なに3色で、売り場の隅に並んでる、そんな佇まいも嫌いではなかったのですけど、まあ去年の春までは、そんな感じだったわけです。

 

「エナージェルインフリー」で、いつの間に多色展開

このところ公私ともに忙しくて、文具売り場チェックを暫くしてなかったんですけど、その間エナージェル界にまさかの革命が起こっておりまして、昨年春先に「エナージェルインフリー」という透明軸の新製品が、ブルーブラック・オレンジ・そしてターコイズブルーという何ともマニアックな色で多色展開(オレンジとターコイズブルーは今のところ0.5mmのみ)。

しかもインフリーは、当初限定販売だったのが、爆発的な反響で品切れの後、昨年末に定番化したという流れを、今さら知ったくらいでして、それで「世界一のエナージェル好き」とかよく言うわ、て感じですけど(笑)まあよい。しかし定番化してくれてよかった。ターコイズブルーはホント綺麗な色です。

そしてブルーブラック。ブルーブラックのインクって黒で書くより俄然気持ちよくて、謎の癒やし効果があるんじゃないかと思ってるんですけど、各社で結構色味が違うんですよね。エナージェルのブルーブラック、青過ぎず、個人的にはかなり好きな色味です。

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初期iMacを思わせるカラーリング。多分限定版と定番化版では、ロゴが入ってる場所が違う模様。どうでもいいですけど。

 

そして今、あちこちの売り場で見かける「エナージェルクレナ」

さらに、既発のノック式と軸の形は一緒なんだけど、カラーリングが女性向けというか、ちょっとbicのライターみたいな、ポップでフレンチな感じのエナージェルクレナを、セブンイレブン始め、このところ色んな売り場で見かけるようになりました。

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クレナではさらに新色ブラウンも追加され、恐らくは手帳向けを意識して、ブルーブラック同様に0.4mmもあり。というわけで、いつの間にやらまったく「死角なし」になってました。まあこれ以上色んなインク色を出してもキリがないしね。

 

もう一生エナージェルで行こう、と決めたので「エナージェルアロイ」

というわけで、この度のリフィルの充実っぷりを見て、今までちょい高くて躊躇してたんですけど、Amazonで逆輸入品の高級ノック式金属軸「エナージェルアロイ」を買いました。しかもシルバー&ゴールドですよ奥さん。50の大人ですからね。(言うほど高くはないんだけど、マケプレの店によっては高い値段つけてるから要注意)

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美しすぎる。最早工芸品。

ゲルインキボールペン替芯|商品紹介|ぺんてる株式会社

上のリンクにある通り、ノック式エナージェルのリフィル(替芯)は、LRN3/4/5、LR7/10と、ペン先の径によって型番が違いますが、互換性があります(型番のNはニードルチップのNと思われる。ちなみにエナージェルユーロのみ使い切りタイプです)。もちろん、アロイでも上記のリフィルは全て使えます。とりあえずはシルバーをブルーブラック0.4mmで常用向け、ゴールドはもともと入っている黒の0.7mmで使い分ける予定。

国内で販売されている高級金属軸は「エナージェルフィログラフィ」というのがあるんですけど、個人的に回転繰り出し式のペンって好きじゃないんですよね・・・あと、普通のノック式とリフィルの形も異なるようだし。→訂正:型番違うけど、同じリフィルでよいみたいですね。

ていうか、何故アロイを国内で発売しないのか。まあ、リフィルは税込90円くらいだから、安い軸を使い捨ててくれた方が、メーカーとしては嬉しいのかも知れないし。とか言うと抹殺されかねないのでもう言いません。

 

というわけで、手持ちのエナージェル達を紹介しました。エナージェル使わないなんて、人生の何割かは損してると思います。んなわきゃないけど。ま、ボールペンなんて安いものですけど、案外と各社、書き味が違って、比べると面白いですよ。私はもうエナージェル一択ですけど!

とにかく、書いていて気分がよくなるペンです。気分がよくなる、っていう意味では、大昔からあるぺんてるのサインペンも好きです。ぺんてる最高。

 

で・・・出来ればボルドーブラックのインク出してくれないかなあと、ちょい思いました。じゃまた。

ぺんてるのペンについてはこちらの記事もどうぞ。

OHTOのペンについてもこちらに書かせて頂きました。