東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

「女帝 小池百合子」を読みました。

 東京都知事選挙が告示されました。

 まさに、そんなタイミングで、この本がベストセラーになっています。

女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

 

 著者である石井妙子氏の、四年に渡るリサーチの上に上梓されたこの一冊、間違いなく「今年度必読の一冊」でしょう。しかし、どう紹介したらよいのか、なかなか上手い言葉が見つかりません。

 まず、こんな興味深い人生を歩んでいる人間もそうそういないと感じます。善悪はさておき、この立志伝には私もただただ、深い感銘を受けたのは事実です。

 但しその一部始終を賞賛出来るか、と訊かれれば話は別で、一都民としては、小池百合子氏が現職都知事でなければ、また、今回の都知事選の立候補者でなければ、という条件付きとなるのは否めません。

 これだけの虚飾に塗れた人間が、幾度と大臣の座に就き、下手すれば総理の座すら手に入れかけたということ、そして尚、現職都知事であるということ。果たして「政治家になる資質」というのは何なのか。それは公約がどうであるとか、施政に対する態度とか、そんなことは全く関係なく「政治家になりたい」という非常に強い情念、たったそれだけで、その地位を掴むことが出来る、そんな事もあり得るのだと、まさにそれを証明する本でした。

 正直個人的には、学歴詐称があったとして、都知事の資格がないとはさほど思いません。公職選挙法には引っかかるのかも知れませんが。もし彼女に高い志があって、正しいことを行ってくれるのであれば、別に大したことではないのです。しかし、この四年間、彼女は前回の都知事選で掲げた公約を、ほぼ達成出来ていません。彼女にとって「政治家であること」というのは、一体どのような意味を持つものなのでしょうか。

 

 この本に書かれたことが、多かれ少なかれ事実であったとして、我が国のファクトチェックというのは、一体どうなっているのでしょうか。マスコミというのは何のためにいるのでしょうか。

 電通と政府の蜜月な関係。いち広告代理店である電通が、スポンサーとしての立場を利用し、あらゆるメディアを使って、イメージだけで、魔法のように既成事実を生み出してしまう。それは政治だけではなく、文化の面においても。もとより言われていたことではありますが、ネットで情報を得る人たちは、このコロナ禍で、その酷さを改めて認識しました。

 しかし、選挙戦における日本のマジョリティというのは、ネットを見ないような、恐らく本も大して読まず、テレビと井戸端会議だけが情報源の高齢者です。そして相も変わらず、彼らはイメージだけで、小池百合子氏に投票するのかも知れません。

 誰が誰に投票しようが、それは権利なので、その人の意思であれば仕方がないと、私は思っています。しかし果たして上述の通り、何らの疑問も抱かず、いわばテレビで洗脳され、イメージだけで投票する人の一票というのは、本当にその人の意思と言えるのか。甚だ疑問ですが、本当にそこはどうしようもない。そして選挙戦をコントロールする人たちというのは、そこをよくわかった上で、あらゆるイメージ戦略を立てるわけです。民主主義って何なんでしょう。民が主だとして、その民の多くに心がないとするならば。絶望しかないです。

 

 ともあれ、この本に記された彼女の生き様、これは本当に凄まじい、ひとりの人間のサバイバル術、サクセスストーリーでしょう。間違いなく名著と言えます。是非、読まれた方がいいと思います。

 

 どこで聞いたのか記憶にないですが、「人生の答え合わせは誰にも出来ない」というフレーズが、長いこと私の心の中に消えずに留まっています。この本に記された人生もまた、そのような人生なのかも知れません。

 この本を読んだ上で、彼女に投票する人がいるとしても、私は否定しませんが、相当な物好きと言わざるを得ません。そのように思います。

 

YouTubeで観られるご機嫌なライブ集

 緊急事態宣言がほぼ解除されて、ブルーインパルスは飛ぶわ花火は上がるわレインボーブリッジは赤く光るわ、個人的には全く理解できないお祭りムードな昨今、未だ正常化していないのは、ミュージシャンのライブ。

 フジロックアラバキも来年への延期(?)が決まって、まだまだ、以前のようにライブハウスなどで生の演奏を観られるのは先になりそうということで、YouTubeで観られるオススメのライブ映像を個人的に、いくつかシェア致します。

 ちょっと個人の趣味性高すぎなのは否めないですが、あんましイマドキのメジャー処を紹介してもね、ってことで。普段皆さんが聴かないような音楽への入り口となれば、と願います。

 

KNOWER living room power set

 以前紹介記事を書いた、ルイス・コールとジェネヴィエーヴ・アルタディの二人のユニット、Knowerによる、自宅の居間でのライブによるノンストップメドレー。このコロナ禍で、ステイホームのスローガンが呼びかけられていた最中に公開されました。

 通常のライブセットだと、この二人にベース、キーボード二人もしくはキーボードとギター一人ずつのメンツ、というのがKnowerの布陣なんですが、ステイホームということで二人だけのアレンジになっていて、それはそれで貴重。ルイス・コールは、キーボーディストとしてもドラマーとしてもちょっと、常人離れした人なので、観ていて、聴いていて、ホントに楽しい。肩慣らしの1曲目"Overtime"に続いて、2:46からの"Time Traveler"では早くもトップギヤで、飛ばす飛ばす。続く"PIZZA"の真似したくなる謎ダンスも最高。

 後ろに投影されている映像も本人らによるものですが、ちょっとヘンテコなユーモアで、これまた楽しい。そして何より、曲がとんでもなくいい。

 

Beastie Boys - Glasgow 1999

 これも先日の記事でちょっと触れましたけど、これは本当に凄い。メンバーもノリノリだし客の盛り上がりも尋常でない。

 ビルボードチャート初登場No.1、5枚目のオリジナルアルバム"Hello Nasty"リリース時の大規模ツアー中の映像。MTVで放送された物のようなのですが、元々モノクロ映像だったのか、劣化してこうなっているのか、よくわからないんですよね。途中のジングルのとこはカラーだから、やはりモノクロ編集だったのだろうか。今となってはそのモノクロ映像も、60年代のビートクラブ(ドイツで放送されていた音楽番組。フーやキンクスなどUK 60'sのバンドの演奏シーンが多数残っています)の映像でも観ているようなタイムレスな感覚があって、いい雰囲気なんですけどね。一部の映像は以下のリンクのようにカラーでも残ってるんですが(右上のMTVロゴがないので、別編集で放送されたと思われる)。

 5:39〜11:42の"Root Down", "Shake Your Rump"のメドレーはもう、黙って聴いていられない、怒濤のヒップホップグルーブ。勝手に指がヒップホップの人みたいになって、肩でノリノリになってしまう。とにかくご機嫌なライブなので、オフィシャルでいつかリリースして欲しいなあと思います。

 

Deerhoof At The 2017 Boston Calling Music Festival (Full Set)

 唯一無二のアンサンブルとグルーブを叩き出す希少なロックバンド、ディアフーフ。2017年のボストンのフェスでのライブですが、セットリストも演奏も最高、安心してファンでない人にもオススメできる内容となっております。

 ディアフーフは、クセがあるっちゃあるバンドなんで、人によってはサトミさんのボーカルが、とか、様々ケチ付ける要素あると思うんですが、それで聴かず嫌いをするには余りにも勿体ないバンドなので、一旦そういうことは横に置いて、この四人のグルーブに身を任せてみて頂きたいと思います。緩急自在過ぎるグレッグのドラム、それについていく二人のバカテクギタリスト、エドとジョン。淡々とリズムをキープするサトミさん。時折現れる美しいコード進行。そして、時にバンド一丸となって爆発するグルーブ。結構、ハマると抜けられなくなります。32:44からの"Spirit Ditties Of No Tone"は、ディアフーフの素晴らしさが結晶したような1曲。この1曲だけでも聴いて欲しい。

 先日発表されたニューアルバムは「文明崩壊する/した世界」的なテーマで、これまでのハッピーな感じとは完全に異なる趣。ちょっとまだ聴き込み中なので、評価保留。

 

Spotify Landmark: Tears For Fears

 80年代のUKロックには、好きなバンド、ミュージシャンが、世代的に沢山居ます。ティアーズ・フォー・フィアーズは、基本的にはローランド・オーザバルとカート・スミスの二人のデュオで、80年代には「シャウト」や「ルール・ザ・ワールド」「ヘッド・オーバー・ヒールズ」「シーズ・オブ・ラブ」といったメガヒット曲が沢山ありますが、途中でカート・スミスが脱退しローランドのソロユニットになって、その後カートが再び戻って、その前後から現在まで、過去のようなヒット曲は出していないのですが、未だにライブ活動を続けています。

 これは2014年にSpotifyの企画で公開された、少人数の客を招いてのスタジオライブ映像。曲の解説をしたりとアットホームな雰囲気が、丁度、今の空気に合う気がします。

 個人的には16:30からの"Head Over Heels"のイントロが流れた瞬間、ブワーッと言いようのない高揚感に包まれますね。音楽の力って凄い。二人とも、歌声に相変わらず、魅力と説得力があるし、特にカートのベースプレイは物凄く過小評価されていると個人的に思います。出しゃばらないのだけど、曲にぐっと深みを増すようなベースラインを弾く人だと思う。そういう実力があるバンドは、ずっとシーンに残っていますよね。何年か前のサマソニにも来てましたね。観たかったけど、フェスはさすがに行く気がしないのよな。

 

 私はライブの魅力って、リリースされたバージョンよりもっと素晴らしい、その時点で現在最新のバージョンが聴ける、というところだと思うのです。上に紹介したリンクのライブ映像全て、楽曲がCDのバージョンよりも各段素晴らしいのですよね。

 というわけで、普段聴かないミュージシャンのライブを観てみるいい機会だと思うので、是非チェックしてみてください。では。

普段使いでお洒落な自転車、オススメ4台

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 noteっていうところで、駄文を公開しております。現在は自転車に関するエッセイを日々掲載中。

 で、今日ここに書く記事は最初、noteの方に公開したんですけど、自分の中でnoteは作文、こっちはいちおう(全然そんな風になってないけど)世のため人のためのブログ、みたいな区分けがあるので、こっちかな?と思って、こちらに移動しました。前置きはそれくらいにして。

 

普段使いのオススメ自転車4選

 たまたま、コロナで世の中が大変になる直前に、自転車が欲しくなり、最終的に3月に自転車を納車しました。

 自転車を買うにあたって、私自身結構な数のカタログを眺めて、お店を回って、最終的な自分のチョイスにはならなかったのだけども、人にはオススメ出来そうな自転車を、今日は4台ほど紹介してみたいと思います。
 ちなみに私の選択基準は「気兼ねなく日常の足として使えて、そこそこの距離のツーリングも可能なもの。あと可能なら、ウィリーとかして遊びたい」って感じです。まあ最後のはどうでもいいか。この手の記事は、とにかく売れ筋のGIANTのエスケープ、GIOSのミストラルあたりをオススメするのが普通なんですが、そういう人と被りまくる人気車種は敢えて外します。その上で、私が足繁く沢山の店頭に足を運んで実車を見て、いいな、と思ったもののみチョイスしています。それから、10万円を超えるような高級車は除外してます。普段使いですから。それでは。

 

MARIN NICASIO SE

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マリンは1986年に設立された、アメリカはカリフォルニアの自転車メーカーですが、このNICASIO SEは日本独自企画の車種になります。
 この手の、タイヤ太めのクロスバイク、っていうのは昨今色んなメーカーから出ていて、代表的なところではGIANTのグラビエ辺りが、よくお店にも置かれていると思います。走る場所を選ばず、何処にでもサイクリングに行ける気軽さがあります。
 その中で敢えてこれをチョイスする理由ですが、まずイマドキのクロスバイクでは主流となっているアルミフレームではなく、クロモリ鋼のフレームが細身で格好いいですね。某店の店員さんと会話したところ、乗り心地も最高らしく、自分が買いたいけど奥さんにこれ以上増やすなと止められてる、と言ってました(笑)
 そして2020年モデルでは、色のバリエーションが五種類あって、ポップなブルーもいいけど、マットブラックやグレーは大人が乗るに相応しい色合いで、グロスイリディセントというパープルっぽい色も、渋くていいです。キックスタンド標準装備、変速機はシマノのALTUSで、フロントシングルのリア八段変速、フロントシングルというのはトラブルも比較的少ないかなと思われ、好印象。それでいて値段も、メーカー定価で税抜67,000円と、本格的なスポーツ車としてはお手頃。これから2021年モデルが出て、現行モデルがセールになるあたりが買いかな、と思います。

 

CANNONDALE TREADWELL 3

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 キャノンデールと言えば今さら説明の必要もない、ロードでもMTBでも本格的な自転車メーカーとして認知度はすこぶる高いですが、こんなポップな自転車も出してます。
 この車種のオススメポイントとして、上述のNICASIO SE同様に、太めのタイヤで走る場所を選ばないというのがひとつ。そして二つ目が他にはない独自のデザイン。
 noteの記事でも触れたのですが、BMX風の純正ハンドルバーのデザインが、最高に格好いいです。全体的なフレームのジオメトリーはマウンテンバイク風なのですが、随所にポップな味付けがされていて、普段乗りに相応しいデザインにまとまっています。CANNONDALEのロゴも、遠目には目立たない位置に付いているのと、見ようによってはママチャリっぽい雰囲気もあり、盗難防止に役立つような、関係ないような(笑)。
 あとは、標準でフロントハブにセンサーが付いていて、アプリと連動すれば、スピードや走行距離、消費カロリーなんかが見れるというのも面白いです。安いサイコンは幾らでもありますが、純正でスマホと連携できるものが付いているというのはイマドキだなあと。ハンドル部分にスマホを取りつけるアダプターも付いているようなことが、カタログに書かれていますが、実車では確認できませんでした(付属品で付いてくるのかな?)。
 変速機はフロントシングル、リア七段。色はオフホワイトとマルーンの二色。最初、オフホワイトの印象が良過ぎて、マルーンが眼中に入らなかったのですけど、後日改めて見たらマルーンもなかなか、悪い色じゃないです。メーカー定価、税抜59,000円。

(2020/6/19追記)2021年モデル出ました。Treadwell2が75,000円、3が62,000円。カラバリが増えてモデルも増えて、ちょっと高くなった。旧モデル購入のチャンス。

 

ARAYA MFD (Muddy Fox Dirt)

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 日本老舗のブランド、アラヤのマディフォックス。こちら、フロントはサス付きで、リアはハードテイル(サス無し)の、エントリークラスのマウンテンバイク(MTB)です。
 このクラスのMTBはあちこちのメーカーから出ており、正直どこの車種も、スペックが殆ど変わらないのですが、こいつの特色としては、この価格帯でフロントサスペンションのロック機構が付いています(この価格帯だと、他はメリダのやつくらいだと思います)。

 サスペンションというのは、荒れた道を走ったり、ウィリーして遊んだりする分にはあると楽しいですが、舗装路を走る場合にはさほど要らない気がするので、ロックできる(といっても完全に固定、とまではいかないのですが)というのはちょっと魅力的です。それだけでなく、このMFDにはロックアウトコントロールレバーというのが付いています。普通ならサスペンションに付いているツマミをカチッとしないといけないところ、こいつは手元でフロントサスペンションのロックが出来ます。このギミックに惹かれる人、多いはず。
 キックスタンドも標準装備と、非常に街乗り寄りのマウンテンバイクです。その分、変速機はシマノのTOURNEYという低価格帯のもので、フロント三段リア八段になります。まあこの辺も他社横並びですね。個人的には、フロントはシングルで十分なのですが、人によっては変速の幅があるというのはメリットになるのかな。メーカー定価、税抜54,800円。

 

BRIDGESTONE CHERO

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 自分の使用用途からはやや外れるので、購入対象からは外していたものの、デザインと質感と価格のバランスが素晴らしくて、自転車何台も所有可能だったら欲しいなあ、と未だに思う一台。ちなみに名前の読みは「チェロ」ではなくて「クエロ」だそうです。
 細身のクロモリの、ホリゾンタルデザインのフレーム。昔ながらの、ハンドルではなくフレームに取り付けられたダウンチューブシフター(変速レバー)。レザー風(本革ではないけど質感は十分!)のサドルとグリップ、そして真鍮のベル。もう、古き良き自転車デザインの詰め合わせですね。しかも2013年頃には、ヴィンテージレッドというカラーがあったようで、昔、高校生の時に赤いロードマンに乗っていたので、個人的にとてもくすぐられるんですよねえ。
 タイヤ径が700F/650F、あとミニベロの20Fの三種あって、ホントどれも格好いいです。二台目として買うならミニベロもいいなあ。650Fのタイヤでドロハン付けてランドナーっぽくしてもお洒落だなあ。夢が広がる。税抜55,800円。素晴らしい。

 てなわけで、並べてみれば全て(恐らく実売で)税込6万円台で、手を出しやすい価格帯のリストになりました。
 ガチで10万円オーバーの自転車買う気はないけれど、ちょっと洒落た、使える自転車欲しいなあ、という人は、是非参考にして頂ければと思います。
 あと、自転車は何気にサイズがとても重要です!出来れば通販ではなく、店頭で実車にまたがってみて、サイズを選ぶことをオススメします!

 

ネトフリでテイラー・スウィフトの「ミス・アメリカーナ」を観ました。

 テイラー・スウィフトドキュメンタリー映画「ミス・アメリカーナ」を、遅ればせながらNETFLIXで観ました。

自分が認知していたテイラー・スウィフト像について

 まず、つい先日まで曲を全く知らなかったです。そして、歌っている姿で記憶にあるのは、何かのライブで、ヘッドセットマイクを付けてダンサーと踊りながら歌っている姿。彼女がいちおうカントリーミュージック畑の人だ、という認知はあったので、今はこういうのもカントリーミュージックなのかいな、と不思議に感じた程度でした。

 その認識がかなり大きく変化したのは、つい先日、YouTubeでこのライブ映像を観たときでした。

 NPR Musicというチャンネルの"Tiny Desk Concert"というシリーズ、小さな店内?でのライブなのですが、それが為に通常よりコンパクトな機材でシンプルなライブが行われるパターンが多いです。

 私がこのチャンネルを知ったのは、ここでのタイラー・ザ・クリエイターのライブを観たのがきっかけだったんですが、とにかくアットホームな雰囲気がよくて、その後も様々なアーティストのライブを観ていました。そこにテイラー・スウィフトが登場しました。

 ここで彼女は時にギター、時にピアノを弾きながら、完全にソロでのパフォーマンスを披露していて、ああ、この人はこんなきちんとしたパフォーマンスが出来る人なんだ、と正直驚いたのでした。

 そしてその後、この記事を読みまして、ついにこの映画を観ることに決めました。

 映画の詳細はこちらの記事に詳しいので、以下は私の感想のみに留めます。

一人のアーティストがまっとうな大人になる様

 16歳でデビューし、保守的なカントリーミュージック界でスターダムにのし上がり、しかしそれが為に様々な問題、例えばカニエ・ウェストとの一件(これも私、そういうことがあったのは知っていたのですが、詳細はこの映画で初めて知りまして、もともとカニエはそれほど好きでもないけど一気に嫌いになりました・・・最近、キリストの歌ばかり歌ってるのは懺悔してるんでしょうか)、そしてセクハラ訴訟の問題を経て、政治的な視線に目覚めるという、何だろう・・・これは一人の人間が、社会の未来に責任を持つ、まっとうな大人として成長していくドキュメンタリーですよね。真のサバイブ物語。サバイバー。

 私は、あまり周りの評価軸などには関心がないタイプで、自分自身が「これが正しい」と思えばそれをやってきたような人間でして、現在、ツィッターあたりでは政治的な事ばかり意見しているのですが、それはやはり、このコロナ禍で特に、ですけど「おかしいことはおかしいと言わないといかん」と感じてしまったから、なんですよね。

 そして今、そういう人は私だけではなくて、物凄く増えてきている。ここひと月のツィッターハッシュタグデモ的なものを見ても、それを強く感じます。

 有名人だから、政治の話題は退屈だから、そんな理由で言いたいことを言わないのはおかしいし、ひいてはおかしいと思いながら、それを言えば評価のマイナスになる、という理由で発言を控えるというのはつまり、権力に屈した、ということでしかないのですよね。まあこんな場末のブログで、これ以上書いても仕方ないのでこの辺にしときますが。

 この映画の最後、応援した民主党候補が敗れ、共和党の候補が当選してしまう。ニュースを聞いてテイラーは落ち込むものの、すぐさま若者に向けた曲を制作します。

 

若者だけが 若者だけが 若者だけが 走れるのよ

"Only the young / Taylor Swift"

 

 これは響いたなあ。若くないんだけど。真のアーティストの生き様を見た気がします。

 ※"Can run"は「実行できる」とも訳せるし、難しいけど敢えて「走れる」と訳しましたが、こういうとこも詩人のセンスあるなと。

AppleTV独占配信「ビースティ・ボーイズ・ストーリー」を観た。

 コロナ禍で、Stay Home, Stay Safe, Stay Hipな世の中。何週間も外出自粛って家で何してりゃいいのさ、YouTube観るのも飽きちゃったよ、ってな折、AppleTVオリジナルの独占配信コンテンツである「ビースティ・ボーイズ・ストーリー」を早速、観ました。

 欧米で発売になったヒストリー本「Beastie Boys Book」(日本未発売)のフォローアップとして開催されたステージでのトークショーを、当日トークショーの現場監督でもあったスパイク・ジョーンズが、映像作品としてまとめたものです。

 ビースティ・ボーイズの3人のメンバーのうち、MCAことアダム・ヤウクは、2012年に47歳の若さで癌により他界しているため、アドロックことアダム・ホロヴィッツと、マイクDことマイク・ダイアモンドの残党2人のメンバーが、ステージにて観客を前に、本の内容に沿って、ビースティ・ボーイズの活動を振り返るトークショーを行います。

デビュー当時のビースティーズ

 ビースティ・ボーイズの活動時期というのは、世代的に私はドンズバなんですが、ビースティ・ボーイズを真剣に聴き始めたのはホントにここ2、3年のことです。

 何でかと言うと、1986年、デビュー当時のビースティ・ボーイズ、若かりし頃の自分にはバカな白人坊やにしか見えなかったし、ラッパーとしての魅力も感じなかったし、大ヒット曲「ファイト・フォー・ユア・ライト」自体も、MTVで大プッシュされてて何度聴かされたかわからないけれど、スモーク・オン・ザ・ウォーターのリフのカットアップで、出来の悪いハードロックにしか聞こえなかったし(そもそもディープ・パープルが嫌いだったしね)。なのでファーストアルバムの大ヒット後、露出がぐんと少なくなった以降は、彼らの活動を全く気にもしていませんでした。

 それから幾年月。J.J.エイブラハム監督による一連の「スター・トレック」シリーズをたまたまAmazonプライムビデオで観た際に、その中で何度か繰り返し、ビースティ・ボーイズの「サボタージュ」という曲がフィーチャーされていたのですが、カッコいいな、と思って。それをきっかけにベスト盤を聴いてみたのがきっかけでした。

 今回の映像作品でも詳細に語られていますが、彼らのデビュー時に、トップに駆け上がるのを支えたリック・ルービン、そしてDEF JAMレーベルと袂を分かち、シリアスなミュージシャンとしてセカンドアルバム以降茨の道を進み始めた彼らの功績、ミュージシャンとしてラッパーとして、最高の楽曲を自分たちの手で作り続けていたという事実、自分は音楽好きを自認しながらもその一部始終を、ほんの数年前まで、すっかり見落としていたことに気がつきました。しかし、時既に遅し、MCAは他界しており、それによってビースティ・ボーイズも解散してしまっていました。

 ところが、ちょうど2018年に、上述の「Beastie Boys Book」なる本が欧米で出版されまして、改めて彼らの軌跡を追うにはバッチリだなーと、邦訳版リリースを楽しみに待っていたのです。しかし待てど暮らせど、どの出版社からも出版される気配はなく、ガッカリしていました。

 そんな折、AppleTVにて、そのトークショーの映像作品が独占配信されるというアナウンスがあり、いやはや、待ちに待ったとはまさにこのこと。AppleTVのコンテンツって正直、全く魅力ないのですけど(笑)この1本で十分元を取れた感じです(って、iPhoneを買い換えたら付いてきた無料お試し期間中なので、実質タダですけども)。

 内容も本当に素晴らしく、長年のコラボレーターであるスパイク・ジョーンズとの掛け合いも絶妙。上述したデビュー作の大ヒット後、バンドを立て直すあたりの事情も、この映像作品で十分に語られています。

 そしてラストは、ちょっと泣いてしまったな。

 人生でこういう、唯一無二の友人に出会えた彼らは、本当に幸せだと思います。全ての音楽好き、いや、音楽に興味なくても、こういった人生もある、ってことで、良質のドキュメンタリーとして、是非観て欲しいです。

AppleTV(ハード)がなくてもFire TV Stickで

 Fire TV Stickって、アマゾンプライムビデオは勿論ですけど、ネトフリも、そしてAppleTVもアプリを入れて観ることが出来ます。iPhoneでアカウント登録済みの人は、QRコードで認証もチョー簡単。これはホントに素晴らしい。買っといてよかったよ。

Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属

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  • 発売日: 2019/01/23
  • メディア: エレクトロニクス
 
Fire TV Stick 4K - Alexa対応音声認識リモコン付属

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  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: エレクトロニクス
 

ビースティ・ボーイズ・ストーリーよかった、って人へ

 このビデオを観たあとは、是非こちらのベスト盤を聴いて、知らない人は勿論、知ってる人も改めて、ビースティーズの素晴らしい音楽に触れて欲しいです。(このジャケ写の逸話も、ビースティ・ボーイズ・ストーリーにて語られています)

Solid Gold Hits [Explicit]

Solid Gold Hits [Explicit]

  • 発売日: 2005/11/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

これ本当に、曲順が最高。

 あと、YouTubeにある、1999年グラスゴーのライブも観て欲しいですね。

 ビルボードチャート初登場No.1、5枚目のオリジナルアルバム「Hello Nasty」リリース時の大規模ツアー、メンバーも絶好調、客の盛り上がり方も物凄い。これMTVで放送された物のようで、何本もYouTubeに上がってますけど、どれも画質が悪い。オフィシャルでリリースして欲しいな。ラストナンバーは勿論「サボタージュ」。

 

 それでは皆様、Stay Hip, Stay Cool, Stay Safeで。

リアルさばい部時代に突入してしまった。

このブログの名前は、見ての通り「東京さばい部」と申しまして、都会に生きていれば普通に暮らしていても様々なストレスがあり、そうしたストレスに立ち向かい、しぶとく生きていこう、サバイブしていこう、そんなぼっち中年の日常を書き記して行こうという思いでこのブログを始めたわけなんですけど、そんなブログ名がシャレにならない状況が突如やってきたわけで。

思い返せば1月の25日

友人がLINEで「中国人がマスクを買い占めている」と写真送ってきたのでした。その時は「国に送るのかな、優しいな」なんて思った程度でした。

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そのあとすぐ、九州でデマにより紙類が売り切れる事態、というニュースが流れました。その時も「ふーん」とスルーしたり。

そんな、我関せずな暮らしぶりを続けて、ふと気付くと、ティッシュとトイレットペーパーがない一週間を過ごす羽目に陥りました

やがて、道にはこんな看板まで現れる始末。

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私は会社の勤務時間が8:50〜17:50なので、朝は6:50頃に家を出て、夜は残業などあり、会社を出るのが19:30頃。ドラッグストアが開く前に家を出て、閉まる頃に帰るわけで、全く買えるタイミングがない。夜ふらっと立ち寄ってみては、すっからかんになった棚を見て帰る、なんて生活が続きました。

そんなこんなで今は4月

相変わらず紙類は少ない、ハンドソープは売ってない、怪我してもガーゼも売ってない、そしてマスクは何処にもない。そして私は、テレワーク3週目に突入しています。マスクもないのに満員電車に乗るのは辛いので、テレワークになったのは本当にありがたかったです。ただ、家で仕事するのって、想像よりずっと疲れます。電車に乗らないのにグッタリして、前より早く寝てます。

ちなみにハンドソープが何処にも売ってないので、仕方なくボディソープを流しに置いて使ってます。普通にプッシュすると量が多すぎるので、軽く押して少量ずつ使ってますが、何これ永遠に保つんじゃね?って感じです。まあ、殺菌成分とか入ってるハンドソープの方が安心でしょうが、ボディソープであれ、きちんと洗えばよいわけで・・・ハンドソープ無くて困ってる人には、オススメしときます。

(4/16追記)今日ニュースを見たら、界面活性剤・アルコール入りの食器洗いでもいいとか言ってますね。何でもいいんじゃん(笑)。

で、私は今どき、こともあろうに喫煙者だったりします。喫煙者で中年、コロナにかかれば重篤化間違いなしコース。まあそうなったら潔く諦めよう、と腹は決めてるんですけど、このまま死にきれないなあ、とちょっと感じてしまうのは、日本、これでいいのかな、ってことです。

とにかくガッカリしてしまうのは、諸外国と比べて、色んな対応が残念なことですね。特に台湾。こんな記事がありました。

日本がこんな風になるために、自分に何が出来るだろう。そんなことをついつい考えてしまいます。

あとコロナウイルスって、特に海外で死者も多数出てはいますし、感染率も物凄いですけど、決して致死率が高い病気ではないと思うのですよね。にも拘わらず、このパニックぶりって何なのかなと。売り切れてるものはずーっと売り切れてるし、ドラッグストアは毎朝人が並んでるし。コロナウイルスより、我々人間の方がよっぽど怖いと感じてしまいます。

なんで台湾のように販売をコントロール出来ないのだろう。詰まるところ、経営者からしたら売上げ上がってホクホクだから?国も税収増えてホクホクだから?でもその税金、私らのためには殆ど使われないみたいで。何だかモヤモヤします。でもモヤモヤしてるのは私だけじゃないはずで。

生きているうちにこんな時代が来るとは想像も出来なかった。そんな事態を迎えてなお、この国が変わらないとしたら、もう何も変わることはないのかも。そんな心境です。

気持ちを切り替えて

さて、なによりそろそろ花粉の季節(私はスギじゃなくてシラカバとかそっちなんです)で、マスクなしでこの先、生きて行けるのか、正直コロナウイルスよりそっちのが恐怖だったりする今日この頃です。ああ、全然気持ち切り替わってないや(笑)

皆さん、外出自粛等でストレスフルと思いますが、どうかご自愛ください。何とか乗り切ろう。サバイブしよう。

2010年代のベスト発明品

2010年代が終わっちゃった。

あけましておめでとうございます。2019年が終わっちゃいました。

ということは地味に、2010年代が終わっちゃった、ということで、なんつうか、エンドオブディケイド、さしたる感慨もなく、と言いかけて。

「果たしてそうだったのか」と考えてみると、年ベースでは気づきづらいのですが、10年単位で振り返ってみると、割と生活の風景が一変してるなあ、と実感します。2020年が始まった今日、この10年で私の生活を変えた品々を紹介してみようかな、と思います。

 

1. Amazon Fire TV Stick

Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属

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  • 発売日: 2019/01/23
  • メディア: エレクトロニクス
 
Fire TV Stick 4K - Alexa対応音声認識リモコン付属

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  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: エレクトロニクス
 

もとよりあまりテレビを見る方ではなかったのだけど、これを手に入れてから完全にテレビを見なくなりました。勿論テレビを見る理由って、ニュースだったり天気予報だったり、そういう人には変わらず大事な物なのかもしれないけれど、自分の場合、そういうものはiPhoneで見るので、テレビはエンターテイメントでしかなく、だとすれば、くだらん芸人の喋りやしょうもない広告を見せられるくらいなら、良質な映画だったり、本当に面白いことをやっているYouTuberのコンテンツを見る方が余程楽しいわけで、これは本当に買ってよかった。

ただ、テレビから雪崩的に視聴者がこっちに流れている状況で、広告代理店がネットに旧態依然の広告モデルを持ち込んで、ステマ含みスポンサードな企画がちらほら現れて、良くも悪くもテレビに近いものになってきた10年でもあって。この先さらなる10年で、ネットもテレビくらいしょうもないものになり果てそうな気配もある。Amazonプライムで映画を観てる途中に広告が入る日も遠くないでしょう。そういう意味では、まだ混沌としている今が最後の旬なのかもしれないな。

 

2. ネスレ ネスプレッソ

これ発売日を調べても、イマイチよくわかんないのですけど、ネスプレッソブティック表参道店のオープンが2013年らしいので、恐らく国内展開が始まったのは2010年代なんじゃないかなあ。違ったらごめんなさい。

で、私、パン屋のイートインなんかでエスプレッソマシンから抽出されるエスプレッソが大好きだったんですけど、それが殆ど手間いらずで家庭で飲める、そしてマシンはネスプレッソカプセルを使わなくても、すぐにお湯が出せるマシンとして、電気ポットより遙かに便利。濃いコーヒー苦手だな、って人も、カプセルで抽出後にお湯を足せばよい。そして何より、丈夫で壊れない。これは地味に、自分の生活になくてはならないものになってます。

シーズン毎に、いろいろな限定フレーバーが発売されるのも楽しみの一つになってます。最近はスタバ名義のカプセルなんかも見かけますね。スタバ行かないのでよくわかりません。

 

3. SONY α7

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7

  • 発売日: 2013/11/15
  • メディア: Camera
 

2012年に米タイム誌が「2012年の最高の発明品」として、ソニーのRX100っていうコンデジを選んだ事がありました。ひと頃所有していた時があって、その意見にはかなり同意なんですが、カメラ業界に与えたインパクトというか、完全にそれまでニコン・キャノンが牛耳っていたフルサイズ一眼市場に「ミラーレス」として殴り込んで、見事にゲームチェンジャーになったのが、このα7シリーズだと思います。

どうしても自社のレンズ資産を売りたい先の2社に対して、かどうかはわからないけれども、アダプターをつけて、安い中古レンズを付けてフルサイズの写真が撮れる、ということが、結果的にカメラ・写真好きにアピールした、のは間違いない事実かなと思ってます。さらにそこから中古レンズ、引いては中古フィルム一眼レフ市場への牽引役にもなったんじゃないか、という気もします。

α7シリーズも上述のRX100も、新モデルが出ても旧モデルを併売していることから、今やラインナップの数がすごいことになってるんだけど、2013年発売の初代無印α7は今、マップカメラの中古で6万円で買えますからね。写真を楽しむには、それで全然必要十分。

まあ、あんまりカメラ触ってないんですけどね・・・2020年は撮ろう。

 

4. YAMAHA Reface CP

全く音楽好きにしか伝わらないと思うんですけど、私、ウーリッツァーとかローズとかのエレピの音が滅茶苦茶大好物なんですよね。70年代マイルスとか、エレピが聴きたくて聴いてるようなものだし、エレピがフューチャーされてるアルバムは大体名盤だと思ってる(笑)。

で、ウーリッツァーにローズI/II、クラビネットヤマハのCPといったエレピの名機群に加え、何故かトイピアノの音源、全て素晴らしい再現度でこれでもかと詰め込んだ上に、トレモロ、ワウ、コーラスにフェイザー、アナログ/デジタルディレイ、リバーブといったステレオエフェクト、おまけにオーバードライブまで大盤振る舞いで搭載。それでいて膝に乗るサイズで、電池駆動可能なミニ鍵盤キーボード、って、なんつうかもう夢のマシンですよ。ツェッペリンの「ミスティマウンテンホップ」とか、ストーンズの「ハートプレイカー」とか、クイーンの「マイベストフレンド」とか、あの名曲たちのイントロが奥さん、これ1台で!ってやつですよ。他社のミニ鍵盤とは一線を画する本格的な弾き心地。ルックスも70年代調でシビれる。アナログディレイでフィルター発振してギョワワワワーンとかやると、気分はエレクトリックマイルスのキースジャレットなわけです。わかる人にしかわかんないと思うけど(笑)。

ドローバーオルガンを再現した「YC」とか、DX7一世風靡したDX音源搭載の「DX」とかも同時発売されてて、生まれて初めて買ったシンセがDX100だった自分には刺さりまくりなんだけど、上述の理由により「CP」がベストバイ。こういう製品が、こういう形でハードウェアとして発売されたことに、2010年代を強く感じます。

ちなみにこれ、トーンセレクターを中途半端なところに合わせて電源オンすると、普通のピアノ音が鳴らせる、という裏ワザがあります。これがまたかなり良い音なので、ミニ鍵盤のピアノが欲しい人にも激しくお勧め。

 

5. Bluetooth搭載レコードプレーヤー

これも2010年代ならでは、ですよね。

そこそこ良い音でレコードを聴きたい場合、ちょっと前なら、プレーヤーとプリアンプとスピーカーを買う必要があったんですが、プレーヤーにBluetoothが搭載されたことで、いつものBluetoothスピーカーやイヤホンをペアリングするだけで聴けるようになっちゃった。これはホントに大発明だと思ってます。家でレコードしか聴かなくなっちゃった。

未だに私、音楽ってなかなかBGMとして聴けないんですよね。スピーカーに対峙してじっくり聴くのが好きで。ただ、CDって収録時間が長すぎて、付き合い切れん、となったのが90〜00年代だと思ってるのですが、レコードは片面23分くらいで、時間配分がよいのですよね。片面聴き終わって、まだ時間があるならB面もお付き合いしちゃう、みたいな。レコードってホントにいいものだと思います。リバイバルするのにはワケがあるわけです。

 

やっぱりこう並べてみると、この10年はすごかった、確実に未来来てる、と個人的にはビックリするラインナップなんだけど、どれも持ってない人いそうだわ(笑)。他の人が思う「この10年の発明品」も気になるな。

 

それでは皆様、今年もよろしくお願い致します。