東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

ぺんてるプラマン40周年記念限定色 → 2020/3/10 定番商品化決定しました。

過去に、ぺんてるの「エナージェル」というペンについての記事を書きました。

ぺんてるはなんというか「唯一無二の書き味」のペンが多いよね、というのが個人的な印象。エナージェルしかり、ポールぺんてるしかり、ぺんてるサインペンしかり。老舗らしい拘りを感じるのです。

そしてさらにもうひとつ、忘れてはならない拘りのペンが今年40周年ということで、限定色が発売されました。

そんなわけでドドンと大人買い

大人買いと言いましたが今日日、中学生でも買える値段です

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ぺんてるプラマン40周年記念限定色」。素晴らしいインク色のセレクション。個人的にはバーガンディとターコイズブルーがあるだけでもうマストバイなんだけど、オリーブグリーンやセピアも最高。ブルーブラックとダークグレイも勿論ハズしようがない。よって、全色買い。

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プラマンはもともと、当時高級品だった万年筆の書き味を、安価なプラスチック樹脂のペン先で再現できないか、というコンセプトで作られたペンなので、もう少し万年筆寄りのデザインの「プラマントラディオ」というモデルがあって、こちらが特にヨーロッパでかなり人気が高いらしいです。なんでも海外の作曲家の方で、このペンでないと楽譜書けないつって、大量買いしてる方もいらっしゃると聞きます。

トラディオより安いこちらのノーマルも、キャップ式ってところと、ペン先の構造はほぼ一緒。

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持ち方で結構、太い線・細い線を書き分ける事が出来ます。

同じく樹脂製のペン先のボールペンである「ボールぺんてる」の柔らかい書き味とも違い、通常の万年筆とも違う、個人的には鉛筆に近い感じのカリカリっとした書き味が、書いていて本当に心地良い。

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なくなる前にマストバイ。

数年前に出たボールぺんてるの45周年モデルも、まだ店頭で見かけるのですぐに無くなる事はないんじゃないかと思いつつも、書き味も色味も最高な周年モデルなので、気になる方は早めに、好きな色は複数買いでゲットしておくのが吉です。

 

2020年3月10日、定番商品化が決定しました。これは嬉しい。

発売40周年記念の大きな反響を受け 独特の書き味がクセになる「プラマン」の新インキ6色を定番化|新着情報|ぺんてる株式会社

 

ぺんてる 水性ペン トラディオ プラマン TRJ50-A 黒
 



昭和の子供は命懸け

前からずっと書き残しておきたい、と思いつつも、手が付けられていなかったのだけど、お盆だからなのか、ふと書く気になり、noteに「父の話」というエッセイを公開しました。自分の亡き父にまつわる話です。

長くなってキリがないので割愛したのだけども、まだ沢山の思い出がありまして。

例えば、自分が友達とグランドで野球をやっていたところに父が、迎えに来たのかたまたま来たのかは覚えてないのだけど、ふらっと現れて、バット持って「ちょっと打たせろ」なんて言って。で、友達が投げた初球を、フルスイングで場外ホームランにして、グランドのはるか向こうにボールが飛んで、消えて。高笑いしてた父を思い出します。

軟式野球のボールって、昔はそんな風にしょっちゅうなくしたけど、同じくらいよく見つけて、ボールをわざわざ買った記憶があんまりないよね。自転車のスポークに2つくらいは必ず常備されてたしなあ。

なんてことを考えてるうちに、自分の子供時代、何やって遊んでたのかをどんどん思い出したので、ちょっと書いてみようかなと。TVゲームもスマホもない時代。思い出せば思い出すほど、酷いんだけども。

 

かんしゃく玉

クラッカーボール、いわゆるかんしゃく玉、多分今じゃ子供には売れないだろうな、と思うんだけど、昔は駄菓子屋あたりにあったのかな、なんかしょっちゅう持ってましたね。他に、ペンシルロケットの先に挟んで投げつけて鳴らす紙火薬とか、ピストルの玩具に付けて鳴らすキャップ火薬とか、昭和の子供の周りにはとにかく火薬が沢山あったんだけど、自分は剥き出しのかんしゃく玉派でした。基本的には壁とか塀に投げつけて「パン!」って鳴らすだけなんだけど、駐車してる車のタイヤの下にいくつか置いて、運転手が戻ってきて発車した途端「パパパン!」と鳴るのを物陰で見てたりとか。今そんなことやって見つかったら、ホントに殺されかねないですね。

なかなか運転手が戻ってこなくて、待ちきれなくなってそのまま帰っちゃったりもしたけど、それも余程タチが悪い(笑)。

 

廃工場のガラス

札幌の白石区に住んでいたのだけど、その時代はよく廃工場があって、そういうとこのガラス窓って、割るために存在すると思ってました。間違ってると思うけど。

昔のガラスって、石なんか投げつけると、パリーンって綺麗に割れるんだよね。今のガラスじゃ絶対ああはならない。石投げつけて、次から次の窓へ、パリーン、パリーンって、、、まあ気持ちよかったんだけども、これまた今やったらどんだけ怒られるか、っていうか怒られるじゃ済まないですね、ハイ。

 

廃倉庫の屋根

豊平区にロイヤルクラウンコーラの倉庫があって、たぶん廃倉庫だったんですよね。人がいた記憶がないし、何より世代的にはロイヤルクラウンコーラをお店で売ってるのを見たことがなかったし(笑)。

そこのだだっ広い屋根によく上った記憶があります。倉庫の屋根から倉庫の屋根へ、多分3階建てくらいの高さがあったと思うのだけど、飛び移ったりしてね。その間に滅茶苦茶でかいくるみの木があって、よく取って食べてたな。ひもじい。

 

コンクリート工場

近所にコンクリート工場があって、多分平日は操業してたと思うんだけど、土日は休みで誰もいなかったんで、そこもよく遊び場になってた。かくれんぼなんかするにはうってつけの場所で、四角いブロックが積まれて、立体迷路みたいになってるとこをくぐり抜けたり、嵌まったり。大事な玩具を間に落として取れなくなったり。砂利が漏斗みたいなとこを落ちてく機械があって、人が痛い目にあってるイラスト付きで「危険」って書いてるのに、わざわざそこに入ってみたり。

外壁が、等間隔に立てられた柱の間に縦に3、4枚のコンクリ板が填められている作りで、その一番下が割れてるところから忍び込んでたんだけど、あるとき友達がそこをくぐろうとして、上のコンクリが落ちてきて挟まって救急車がくる事態になった記憶もあるな。これまた今なら友達の親に半殺しにされてますね。

 

とにかく高いところが好き。そして野良犬

ある日の夕方、陽も暮れようかという頃に、ひとりで公園で遊んでたんですよね。2階建て分くらいの高さのあるロケット型の滑り台で、ロケットの中を梯子を登って、上から滑り降りてくるんですけど、ロケットの外側を上って、手すりも何もない先端に座って見晴らすのが好きで、その日もそうやって夕陽を眺めてたんですけど、気づくと下に野良犬が来てたわけ。保健所が車で野良犬を捕まえて回る時代だったし、見るからにヤバい野良犬が、まだたまに徘徊してたんですよね。その時もホントにヤバい野良犬で。ウ〜〜ッて下でずっと唸って俺を見てるわけですよ。で、ずっといるもんだから、帰るに帰れなくなっちゃって。多分暗くなってようやく野良犬がその場を離れた隙に、まだ物陰に隠れてるかも、って滅茶苦茶ドキドキしながら逃げ帰った記憶があります。

 

30年くらい前ってまだ、デスクで煙草吸いながら仕事してたのが、今では信じられないな、と思うんですけど、さらに15年くらい遡って自分が子供の時の遊びが、それ以上に信じられないくらい酷い、昭和ってホントに遠いわ、、、と改めて思いますわ。

ニュースとかになってない、もしくは記憶がない、知らないだけで、周りじゃひょっとして2、3人死んでたとしても何の不思議もない。昭和の子供って命懸けだったんだな。よく生きてたな俺。そんな感じです。

 

Fxxx The World and Be Real Cool - ルイス・コールの素敵な曲たち

むかしむかし。

新しい音楽に出会うには、音楽雑誌を買って読んだり、FMでお気に入りの番組をチェックしたりして、新しい音楽との出会いを求めたものじゃった。

 

つうわけで、1980年頃、自分が大好きだったのはNHK-FM、夜11時からのクロスオーバーイレブン。エッセイ的な文章の朗読を挟んで、7、8曲がフルで流れる。恐らくは曜日によって選曲担当が違っていて、自分はイギリスの最新チャートあたりの曲を沢山かけてくれる、確か金曜日のプログラムが好きで、事前にFMステーションなんかの雑誌を買って、番組表でオンエアされる曲をチェックして、カセットデッキを録音スタンバイ状態にしてヘッドホン着用してステレオの前に鎮座して、放送スタートを待ってエアチェックしていたものでした。そんな風に録りためたカセットをラジカセで繰り返し聴いて、ホントに気に入った曲があれば、当時は札幌のタワーレコードCISCOといったレコード店にチャリンコ飛ばして行ってレコードを探す、そんな青春だったな。

2019/8/15追記 たまたまラジオ聴いたらまだ当時と同じオープニングテーマ、同じ進行で番組やってるじゃないの!何故?と思ったら、夏休みの特番でやってたんですね、懐かしかった。

 

すっかり前置きが長くなってしまったけども。令和元年の今、ネトフリやPrimeビデオで観る映画、またはRadikoで、格好いいと思う曲が流れるとすかさずShazamで検索して、世のトレンドとは全く関係ないところで音楽を掘り下げる日々。一方で時折、TwitterFacebookなどのタイムラインに、知人がシェアしてくれたYouTubeの動画を観たり。今どきのそういう出会い、全然悪くないと思ってます。

先日、長年の知り合いがFacebookにシェアしてくれたのをきっかけに、ルイス・コールというミュージシャンにすっかりハマってしまいました。

再生回数を見れば、自分がこんなブログで紹介するまでもないほど話題になったんだろうなあと思うけども、これがあまりに格好よくて、自分は「いい」となるとその人のやってることをがっつりチェックしたくなるので、とにかく色々観まくりました。ちょっと古いところではこれとか。

 

ジェネヴィエーヴ・アルタディという娘と組んでるKNOWERというユニットも素晴らしい。

 

そんな彼の曲で、とにかくいいと思ったのが次の2曲。

Hanging On - KNOWER

クッソファンキーな、とか、ところどころスクリッティ・ポリッティを彷彿とさせる、とか、細々説明したくなるところが色々あるんだけどそんなことはどうでもよくて、コード進行とジェネヴィエーヴのボーカルとストリングスと上昇気流のような転調が「生の歓喜というか、いや違う、生きながらにして天国、みたいな、そういう気分になる。

次はソロ名義の1曲(なんだけど、ボーカルパートはジェネヴィエーヴとのツインボーカル)。

 

When You’re Ugly - Louis Cole

これもね、ブラスの吠え方がジャコパスのリバティシティを彷彿とさせるなあとか、色々あるんだけどそんなことはどうでもよくて、コード進行と歌詞が、ホントにホントに素晴らしい。

 

僕らみんな 地球で暮らして

世の中いまや こんな具合

僕らみんな 地球で暮らして

世の中いまや こんな具合

 

君が魅力的なら みんな君の話をしたがる

君が醜いなら 誰も君の話をしたがらない

君が醜くても なんかやれることがあるはず

世の中クソだ 本物のクールで行こう

 

まるで小学生の作文みたいな歌詞なんだけど、この素敵な曲に載せられて聴くと、なんだかいいんですよね。沁みる。

調べると3年前、そして去年も来日してるんですよね。また来てくれないかなあ。とにかく今、一番生で観てみたいミュージシャンです。

本当はヒップホップの歌詞についての記事を書こうと思ってたのに、素敵な音楽に出会ってそれどころではなくなった、そんな1週間でした。

こんなメロウな曲もあるよ。

Apple Musicのプレイリスト作ってみたんで、聴ける方は是非どうぞ(本名が出てるけどまあ大して気にしない)。

Live Sesh and Xtra Songs

Live Sesh and Xtra Songs

 
Time [輸入盤CD] (BFCD073)_613

Time [輸入盤CD] (BFCD073)_613

 
Life

Life

 

 

令和元年ベストアルバム

まだ6月なんだけど2019ベストアルバム決定。

まず、第2位。

古市コータロー「東京」

東京(CD)

東京(CD)

 

ついさっき、鶯谷東京キネマ倶楽部公演から帰ってきました。4年前にソロアルバムを出したときのツアーと同じ場所、メンツ。この会場個人的には大好きだし、コータロー氏もよく似合っている。

今日は特別ゲストで、元RCサクセションの仲井戸“チャボ”麗市氏も登場。もしかしたら、と予想はしていたけど、実際出てきたらそりゃシビれましたよ。

アルバムは、自分がザ・コレクターズの長年のファンということを差し引いても大名盤。昭和のシティポップを意識したとのことだけど、自分にとっては一番いい時代のジュリーの匂いがする。ライブにゲスト出演した仲井戸麗市氏も参加。あと元キャロルの内海利勝氏、そして息子さんが1曲ドラム叩いてます。上手い。

アルバムのアートワークは全編、川島小鳥氏の写真で構成されていて、別途写真集も発売されてます。興味のある向きはそちらも。

明日、6/9も東京キネマ倶楽部でライブありますよ。うっちゃんゲスト、あったりするのかな。どうでしょう。

 

そして、第1位。

タイラー・ザ・クリエイター「IGOR」

IGOR [Explicit]

IGOR [Explicit]

 

エミネム聴き出してから、久しぶりにヒップホップにアンテナを伸ばし始めたのですけど、そんな折、発売されたタイラー・ザ・クリエイターの新譜。こんな「どオルタナティブ」な一枚が、発売と同時にビルボード1位ってことで、こういう音楽が評価されるとこはアメリカ、ホント素晴らしい。

ヒップホップの人がソウル・ポップ寄りなアルバムを出す、という趣きについては、アウトキャストの2003年のアルバム(そんな昔?マジかよ・・・)「Speakerboxxx/The love below」をちょっと思い出したりしたんですけど、タイラーのこのアルバムは、全12曲で40分しかないんですよね。その長さが、とてもよい。集中して、通しで聴いて、またリピートしたくなる。歌われているテーマが一貫して「失恋ソング」で、この人YouTubeで探すとコメディアンみたいなことばっかりやってるんだけど(笑)このアルバムの歌詞は比較的シンプルだけどグッとくる。というか、最後の曲が終わったとき、ものすごく感動してる自分がいる。アルバムを通しで聴いてこういう気持ちになることは、久しく無かったなと。

山下達郎の「Fragile」をサンプリング、というかカバーしてる曲もあったりと、何故かここに古市コータロー氏のアルバムと「シティポップ」繋がりがあったり。それに、タイラーは普段シンプルなスケーターっぽいファッションをしてるのだけど、このアルバムとツアーでは一貫して、金色のマッシュルームカットのウィッグにスーツ、というあたりにまた、加藤ひさし的なザ・コレクターズ繋がりを感じたり・・・不思議な、というか、変な符合。まあそんなことを感じているのは世界で自分だけだろうけども。

とにかく、リピートする度にスルメのようにジワジワ味の出てくる傑作。

2人に共通してるのは(別に共通点を探さなくてもいいんだけど)、普段のインタビューだったりポッドキャストだったりでは、笑えることばかり言ってるんだけど、いざ音楽となるとバリッとキメてくるあたりですかね。

今年は残りまだ半年あるんですけど、これを越えるようなアルバムにはなかなか出会えないだろうなあ、という2枚を紹介しました。それでは。

 

 

いなくなった野良猫の話。

今の部屋に引っ越してから、ずっとウチに餌をもらいに来ていた猫について、短いお話を書きました。ここに書くにはそぐわない気がしたのでnoteの方に。

noteにはこれ以外にもいくつか小説を公開してます。拙い文章ですが、宜しくお願い致します。

 

今頃エミネムの「8 mile」にハマった話。

 

平成から令和への改元を挟んでの、今年のGWでありますが、皆様どのようにお過ごしでございましょうか。

 

私は、連休前の仕事がなかなか激務で、ホントのホントによーやく迎えた連休、という感じでして。ただ前回のエントリに書いた通り、小説など書いて公開してるので、連休中に書けるだけ書かないとなー、と思いつつ、後悔するくらい眠り続けたとしても、10日も休みあるし余裕っす、てなわけで、ここまで、寝て起きてはネトフリ&プライムビデオ三昧でした。以下、とりあえず観たもの一覧。

どうしてサム・ライミバージョンをこんなにすぐリメイクするのか、意味がわからず、観てなかったんですけども、前シリーズとキャラが違ってて、まあまあ面白かった。前シリーズのキルスティン・ダンストも可愛かったけど、エマ・ストーンも可愛いよね。

上の続編。こっちはアントン・コービンが監督した「ディーン、君がいた瞬間」に出ていたデイン・デハーンが出ているので、むしろこの2を観たかったから1から観たわけでして。しかしこれで打ち切りになってしまったシリーズ最終作。

シュワちゃん主演のSF名作のリブート版。オリジナルのストーリーをほぼ忘れているので、これまた新鮮でありました。ブレードランナー、フィフスエレメントと同じような近未来の世界観。皆好きですよね。私も好きですけど。

実話に基づく話らしい。相当いい話でした。しかしニコール・キッドマンって、まあ歳のせいもあると思うけど、すっかりこういう役が増えたよね。

 

27歳で毒殺された伝説のブルーズマン、四辻で悪魔に魂を売った男、ロバート・ジョンソンについてのドキュメンタリー。知らない人は是非観たら面白いんじゃないかな、聴きたくなると思いますよ。知ってる私でも楽しめましたよと。


ライアン・ゴズリングミシェル・ウィリアムズ主演。あの頃はよかったのに、だんだんダメになっていく、っていう夫婦関係の話。いろいろ身につまされる。男と女ってどうしてこうなんですかね?でもホントこうなんですよね。切ねえ。

 

とまあ、あれこれ観て最終的に、2002年公開、つうともう17年も前ってことですけど、そんなエミネムの「8 mile」に今さらハマってしまったわけです。

私、リズムがいい音楽が大好物なので、黒人音楽自体は昔から好きなのだけども、ヒップホップだけ全然疎かったんですね。モス・デフとかアウトキャストなんかは好きだったけど、例えばスヌープ・ドッグとかはアルバム聴いてもハマれなかった。エミネムもまあ、白人だからウケてるんでしょ、くらいの認識で、平成の間、完全スルーしてきたんですけど、なんだろう?令和目前にして突然聴いてみたくなったのです。

もしかすると去年「ヒルビリー・エレジー」という、所謂「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる白人貧困層の話を読んだせいもあるかも知れないけど、まあ、気になる時って突然気になるのよね。

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

 

自分もこの歳まで失業もせずに、なんとか生きてきてはいるわけだけど、大学卒でもないし、札幌生まれなんですけど自分が生まれたあたりは、大昔はサムライ部落なんてとこもあったらしいし、西成で育ちました、みたいなことではないにしても、なんつうかメンタリティは「ノーザンソウル」、北の労働者階級なわけですよ。東京生まれのおぼっちゃんには憧れるが、決してそうではない。なので、エミネムが劇中で演じる、女に振られてろくな仕事にも就けずビンゴばっかやって働かない母ちゃんとトレーラーハウス暮らしで、こんな掃き溜めからいつか抜け出たい、と願う青年、これはまんまエミネムの自叙伝的な要素もあるわけだけど、いいじゃん、エミネム、と思っちゃった。

 

ラップにおける、フリースタイルのバトルってのは要するに「早口言葉で口汚く罵りあう口喧嘩王選手権」ってことだと思うんだけど、あー俺、英語ネイティブだったら絶対いけたわーと思うんだけど、日本人に生まれちゃったので、もうこればっかりはどうしようもない。

なんで、興味持つと割とすぐ何でも手を出してみる自分ですが、日本語ラップを始めることは恐らくないと思うので、そこだけ安心してます。

しかしエミネムこの映画公開から17年、未だに第一線でやってるってのはなかなか凄いことですよね。モスデフもアウトキャストもスヌープドッグもどっか行っちゃったことを考えると尚更。俺はぜってー止めねえ、負けねえ、って気持ちが強いんだろうな。サバイブの鑑ですわ。

 

最後に、エミネム関連のYouTube動画でめちゃくちゃ面白いのがあったので、リンク載せときます。真夜中に大爆笑してしまった。是非日本語字幕付きでお楽しみ下さい。

外国のこういう、司会者とゲストのコントってそれこそフーとかビートルズの頃から割と伝統的にあると思うのだけど、相当細かい演技指導とか入ってるのかなあ?と思うくらい、間とか絶妙で、ホント面白い。

それでは皆様、連休はまだ続きますが、どうぞ楽しい時間をお過ごし下さいな。

 

ボールペンを使いまくりたくて小説を書き始めるなど。

今日は基本的に告知だけなのです。

このところのボールペン好きが高じて、連載小説を書き始めました

小説はnoteってとこで公開してます。現在のところ毎日更新で、2018/3/3時点で第8話まで公開しました。

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東京ギャンゴ|note

誰も言ってくれる人がいないので、仕方なく自分で言うんですけど、結構面白い話が書けてるつもりなんで、読んで頂けると幸いです。

冒頭書いた通り、ボールペンで書くことが目的のひとつなので、原稿は原稿用紙に全部書いてから、iPhoneに清書するという無駄な手間(笑)をかけてます。

原稿用紙はコクヨのこれとか。

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出先とかとっさのメモには100円ショップのセリアで買ったこれとか。

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あと、中村文具店で、奥からデッドストックの原稿用紙を引っ張り出してもらって、買わせて頂いたのですが、これは勿体なくてまだ使ってません。まだ出番じゃない

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ナカムラブングテン (@nakamurabung10) | Twitter

 

そんなわけで、身も蓋もございませんが、お願いですから読んでください。

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ライターのライター。