東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

今頃エミネムの「8 mile」にハマった話。

 

平成から令和への改元を挟んでの、今年のGWでありますが、皆様どのようにお過ごしでございましょうか。

 

私は、連休前の仕事がなかなか激務で、ホントのホントによーやく迎えた連休、という感じでして。ただ前回のエントリに書いた通り、小説など書いて公開してるので、連休中に書けるだけ書かないとなー、と思いつつ、後悔するくらい眠り続けたとしても、10日も休みあるし余裕っす、てなわけで、ここまで、寝て起きてはネトフリ&プライムビデオ三昧でした。以下、とりあえず観たもの一覧。

どうしてサム・ライミバージョンをこんなにすぐリメイクするのか、意味がわからず、観てなかったんですけども、前シリーズとキャラが違ってて、まあまあ面白かった。前シリーズのキルスティン・ダンストも可愛かったけど、エマ・ストーンも可愛いよね。

上の続編。こっちはアントン・コービンが監督した「ディーン、君がいた瞬間」に出ていたデイン・デハーンが出ているので、むしろこの2を観たかったから1から観たわけでして。しかしこれで打ち切りになってしまったシリーズ最終作。

シュワちゃん主演のSF名作のリブート版。オリジナルのストーリーをほぼ忘れているので、これまた新鮮でありました。ブレードランナー、フィフスエレメントと同じような近未来の世界観。皆好きですよね。私も好きですけど。

実話に基づく話らしい。相当いい話でした。しかしニコール・キッドマンって、まあ歳のせいもあると思うけど、すっかりこういう役が増えたよね。

 

27歳で毒殺された伝説のブルーズマン、四辻で悪魔に魂を売った男、ロバート・ジョンソンについてのドキュメンタリー。知らない人は是非観たら面白いんじゃないかな、聴きたくなると思いますよ。知ってる私でも楽しめましたよと。


ライアン・ゴズリングミシェル・ウィリアムズ主演。あの頃はよかったのに、だんだんダメになっていく、っていう夫婦関係の話。いろいろ身につまされる。男と女ってどうしてこうなんですかね?でもホントこうなんですよね。切ねえ。

 

とまあ、あれこれ観て最終的に、2002年公開、つうともう17年も前ってことですけど、そんなエミネムの「8 mile」に今さらハマってしまったわけです。

私、リズムがいい音楽が大好物なので、黒人音楽自体は昔から好きなのだけども、ヒップホップだけ全然疎かったんですね。モス・デフとかアウトキャストなんかは好きだったけど、例えばスヌープ・ドッグとかはアルバム聴いてもハマれなかった。エミネムもまあ、白人だからウケてるんでしょ、くらいの認識で、平成の間、完全スルーしてきたんですけど、なんだろう?令和目前にして突然聴いてみたくなったのです。

もしかすると去年「ヒルビリー・エレジー」という、所謂「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる白人貧困層の話を読んだせいもあるかも知れないけど、まあ、気になる時って突然気になるのよね。

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

 

自分もこの歳まで失業もせずに、なんとか生きてきてはいるわけだけど、大学卒でもないし、札幌生まれなんですけど自分が生まれたあたりは、大昔はサムライ部落なんてとこもあったらしいし、西成で育ちました、みたいなことではないにしても、なんつうかメンタリティは「ノーザンソウル」、北の労働者階級なわけですよ。東京生まれのおぼっちゃんには憧れるが、決してそうではない。なので、エミネムが劇中で演じる、女に振られてろくな仕事にも就けずビンゴばっかやって働かない母ちゃんとトレーラーハウス暮らしで、こんな掃き溜めからいつか抜け出たい、と願う青年、これはまんまエミネムの自叙伝的な要素もあるわけだけど、いいじゃん、エミネム、と思っちゃった。

 

ラップにおける、フリースタイルのバトルってのは要するに「早口言葉で口汚く罵りあう口喧嘩王選手権」ってことだと思うんだけど、あー俺、英語ネイティブだったら絶対いけたわーと思うんだけど、日本人に生まれちゃったので、もうこればっかりはどうしようもない。

なんで、興味持つと割とすぐ何でも手を出してみる自分ですが、日本語ラップを始めることは恐らくないと思うので、そこだけ安心してます。

しかしエミネムこの映画公開から17年、未だに第一線でやってるってのはなかなか凄いことですよね。モスデフもアウトキャストもスヌープドッグもどっか行っちゃったことを考えると尚更。俺はぜってー止めねえ、負けねえ、って気持ちが強いんだろうな。サバイブの鑑ですわ。

 

最後に、エミネム関連のYouTube動画でめちゃくちゃ面白いのがあったので、リンク載せときます。真夜中に大爆笑してしまった。是非日本語字幕付きでお楽しみ下さい。

外国のこういう、司会者とゲストのコントってそれこそフーとかビートルズの頃から割と伝統的にあると思うのだけど、相当細かい演技指導とか入ってるのかなあ?と思うくらい、間とか絶妙で、ホント面白い。

それでは皆様、連休はまだ続きますが、どうぞ楽しい時間をお過ごし下さいな。