今頃エミネムの「8 mile」にハマった話。
平成から令和への改元を挟んでの、今年のGWでありますが、皆様どのようにお過ごしでございましょうか。
私は、連休前の仕事がなかなか激務で、ホントのホントによーやく迎えた連休、という感じでして。ただ前回のエントリに書いた通り、小説など書いて公開してるので、連休中に書けるだけ書かないとなー、と思いつつ、後悔するくらい眠り続けたとしても、10日も休みあるし余裕っす、てなわけで、ここまで、寝て起きてはネトフリ&プライムビデオ三昧でした。以下、とりあえず観たもの一覧。
どうしてサム・ライミバージョンをこんなにすぐリメイクするのか、意味がわからず、観てなかったんですけども、前シリーズとキャラが違ってて、まあまあ面白かった。前シリーズのキルスティン・ダンストも可愛かったけど、エマ・ストーンも可愛いよね。
上の続編。こっちはアントン・コービンが監督した「ディーン、君がいた瞬間」に出ていたデイン・デハーンが出ているので、むしろこの2を観たかったから1から観たわけでして。しかしこれで打ち切りになってしまったシリーズ最終作。
シュワちゃん主演のSF名作のリブート版。オリジナルのストーリーをほぼ忘れているので、これまた新鮮でありました。ブレードランナー、フィフスエレメントと同じような近未来の世界観。皆好きですよね。私も好きですけど。
実話に基づく話らしい。相当いい話でした。しかしニコール・キッドマンって、まあ歳のせいもあると思うけど、すっかりこういう役が増えたよね。
27歳で毒殺された伝説のブルーズマン、四辻で悪魔に魂を売った男、ロバート・ジョンソンについてのドキュメンタリー。知らない人は是非観たら面白いんじゃないかな、聴きたくなると思いますよ。知ってる私でも楽しめましたよと。
ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ主演。あの頃はよかったのに、だんだんダメになっていく、っていう夫婦関係の話。いろいろ身につまされる。男と女ってどうしてこうなんですかね?でもホントこうなんですよね。切ねえ。
とまあ、あれこれ観て最終的に、2002年公開、つうともう17年も前ってことですけど、そんなエミネムの「8 mile」に今さらハマってしまったわけです。
私、リズムがいい音楽が大好物なので、黒人音楽自体は昔から好きなのだけども、ヒップホップだけ全然疎かったんですね。モス・デフとかアウトキャストなんかは好きだったけど、例えばスヌープ・ドッグとかはアルバム聴いてもハマれなかった。エミネムもまあ、白人だからウケてるんでしょ、くらいの認識で、平成の間、完全スルーしてきたんですけど、なんだろう?令和目前にして突然聴いてみたくなったのです。
もしかすると去年「ヒルビリー・エレジー」という、所謂「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる白人貧困層の話を読んだせいもあるかも知れないけど、まあ、気になる時って突然気になるのよね。
ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち
- 作者: J.D.ヴァンス,関根光宏,山田文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分もこの歳まで失業もせずに、なんとか生きてきてはいるわけだけど、大学卒でもないし、札幌生まれなんですけど自分が生まれたあたりは、大昔はサムライ部落なんてとこもあったらしいし、西成で育ちました、みたいなことではないにしても、なんつうかメンタリティは「ノーザンソウル」、北の労働者階級なわけですよ。東京生まれのおぼっちゃんには憧れるが、決してそうではない。なので、エミネムが劇中で演じる、女に振られてろくな仕事にも就けずビンゴばっかやって働かない母ちゃんとトレーラーハウス暮らしで、こんな掃き溜めからいつか抜け出たい、と願う青年、これはまんまエミネムの自叙伝的な要素もあるわけだけど、いいじゃん、エミネム、と思っちゃった。
ラップにおける、フリースタイルのバトルってのは要するに「早口言葉で口汚く罵りあう口喧嘩王選手権」ってことだと思うんだけど、あー俺、英語ネイティブだったら絶対いけたわーと思うんだけど、日本人に生まれちゃったので、もうこればっかりはどうしようもない。
なんで、興味持つと割とすぐ何でも手を出してみる自分ですが、日本語ラップを始めることは恐らくないと思うので、そこだけ安心してます。
しかしエミネム、この映画公開から17年、未だに第一線でやってるってのはなかなか凄いことですよね。モスデフもアウトキャストもスヌープドッグもどっか行っちゃったことを考えると尚更。俺はぜってー止めねえ、負けねえ、って気持ちが強いんだろうな。サバイブの鑑ですわ。
最後に、エミネム関連のYouTube動画でめちゃくちゃ面白いのがあったので、リンク載せときます。真夜中に大爆笑してしまった。是非日本語字幕付きでお楽しみ下さい。
外国のこういう、司会者とゲストのコントってそれこそフーとかビートルズの頃から割と伝統的にあると思うのだけど、相当細かい演技指導とか入ってるのかなあ?と思うくらい、間とか絶妙で、ホント面白い。
それでは皆様、連休はまだ続きますが、どうぞ楽しい時間をお過ごし下さいな。
ボールペンを使いまくりたくて小説を書き始めるなど。
今日は基本的に告知だけなのです。
このところのボールペン好きが高じて、連載小説を書き始めました。
小説はnoteってとこで公開してます。現在のところ毎日更新で、2018/3/3時点で第8話まで公開しました。
誰も言ってくれる人がいないので、仕方なく自分で言うんですけど、結構面白い話が書けてるつもりなんで、読んで頂けると幸いです。
冒頭書いた通り、ボールペンで書くことが目的のひとつなので、原稿は原稿用紙に全部書いてから、iPhoneに清書するという無駄な手間(笑)をかけてます。
原稿用紙はコクヨのこれとか。
出先とかとっさのメモには100円ショップのセリアで買ったこれとか。
あと、中村文具店で、奥からデッドストックの原稿用紙を引っ張り出してもらって、買わせて頂いたのですが、これは勿体なくてまだ使ってません。まだ出番じゃない。
ナカムラブングテン (@nakamurabung10) | Twitter
そんなわけで、身も蓋もございませんが、お願いですから読んでください。
ライターのライター。
OHTOのボールペンにハマる(ハメられる)など。
私が住まう武蔵小金井には、学芸大学など学校が多いせいか、文房具屋がとても沢山ある。パッと行ったことのあるところを書き連ねてみても、日進堂文具店、菊屋文具店、TSUTAYAの文具売り場、文教堂の文具売り場、ドンキの文具売り場、ヨーカドーには文具売り場とMUJIがある、といった具合である。
そしてもう一店外せないのが、一番レトロでありつつ一番尖った店、中村文具店である。
店構えからしてもうね。
有名なので私ごときが説明するまでもないが、デッドストックのノートやペンなど、拘りの品がぎっしり並んでいる、素敵なお店である。
中村文具店で買ったデッドストックのボールペン
数日前に初めて入店したのだが、その際に、何の気なしにパイロットのデッドストックのボールペンを買ってしまった。デッドストックといっても安いペンである。中の芯は、新品に交換してくれている。
BICとか色んなところが同じような形で出している、昔からよくあるノック式である。しかし、この懐かしいシェイプ、そして品のあるプラスチックのボディにやられた。
私の中で何かスイッチが入った。
つい先日、私は「ペンはもう一生エナージェルでよい」という記事を書いた。なのに、このグッドデザインのボールペンを手に入れた途端、何かスイッチが入って、他のボールペンも気になってしょうがなくなっちゃったのである。
それじゃまるで、器量のよい女房を見つけて入籍した途端、他の女性が気になり始めてあちこちで浮気を始めた亭主みたいである。が、私はぺんてるに婚姻届を出したわけでも何でもない。よってセーフ、と、都合良く解釈したのである。
そんなきっかけから、先日、三鷹の日本堂で見かけて一度はスルーしたボールペンが、どうにも気になって結局購入してしまった。OHTOの「アメリカンテイスト」シリーズの中の1品である。インクは油性。
持ったとき非常にバランスのよい重さ。税込540円とは信じられない質感。よくわかりませんがこういうのを「アールデコ」というんでしょうか。わからんけど、OHTOのデザイナーは天才かと思った。
そして次に吉祥寺のヨドバシで見つけたのがこれである。同じくOHTOの「レイズ」。インクはゲルインクである。
メタル部分に対して絶妙のバランスで安っぽいプラスチックの配色の妙。よくわかりませんがこういうのを「ミッドセンチュリーモダン」というんでしょうか。わからんけど、OHTOのデザイナーはクソ天才かと思った。
こうなるとOHTOのボールペンが気になって気になってしょうがないので、さらに調べて、amazon経由でこれも買った。「レザーペンコレクション」シリーズの中の1品である。インクは油性。
ストライプ加工のメタルとレザーがクラカメを彷彿とさせる。これ500円でいいんですか。よくわかりませんがこういうのを「レトロフューチャー」というんでしょうか。わからんけど、なんていうか、どストライクである。
が、しかし。
もうOHTO天才過ぎ!と狂喜乱舞していたが、よくよくネットを調べるにつれ、わかってきたことは、アメリカンテイストの私の買ったモデルは、モンテベルデというメーカーのインティマ、というボールペンに「よく似てる」らしいし、レイズは、パーカーのジョッターに「よく似てる」らしい。レザーペンのやつも、現時点で見つけてはいないが、こうなると何かオリジンがあるんだろな、という気がしてしまう。
なんだガッカリだぜ!と思ったかというと、実はそうでもない。
OHTOは発明のメーカーだった。
メーカーの名誉のために述べるが、実はOHTOは、日本で初めて量産型ボールペンを発売したメーカーである。さらに、グリップ部分に初めて滑り止めのゴムをつけたのもOHTOだし、ペン先のニードルポイントだってOHTOの発明、なのである。実際、上記で紹介した全部のペンが(オリジンとは違って)拘りのニードルポイントである。
そんな、常に他社に先駆け、ボールペンに力を入れていた歴史のあるOHTOなので、ジェネリックボールペン量産行為に関して、諸手を挙げてオッケー、とも言い難いがここは、グッドデザインのボールペンをオマージュしたコレクション、と好意的に理解したいのである。実際、現行品のジョッターよりレイズの方がマテリアルが好みだし。
それに何より、ここまでデザインに凝ってる国産メーカー、今あまりないよね。どれもこれも「事務用品」もしくは「学生向け」といった風貌だし。まあ、そういう時代なんだろうけど。
というわけで、メーカーに経緯を表して、OHTOの現在のフラッグシップモデルとも言える「セルサス」も買いました。これは水性ボールペン。
適度な太さと重さ、水性かつセラミックボールの採用で滑らかな書き味。この質感で1,450円。ていうか、今日紹介したペン、全部合わせて3,000円くらい。OHTO・・・全く。
いい大人が筆記具に拘ろう、となると、ペリカンだパーカーだLAMYだ、と舶来製品に走りがちだと思うのだけど、国産のボールペン、売れに売れまくっているジェットストリームに限らず、国内の各社、インクについては海外製品の追従を許さないレベルに達していると思う。ボールペンってこんな安い日常品なのに、実はかなり凄い技術の結晶なんだよね。だからこそ、国産品の残念なデザインが勿体ないなあ、と思う。なので今後も、素敵なデザインの国産品を見つけたら是非手にしたいと思ってます。
というわけで、ボールペンにすっかりハマってしまった、という話でした。
安いボールペンだけですからね。文具マニアではないのだ。断じて。
紹介した商品はこちら。
こちらはオリジナル。
PARKER(パーカー) ジョッター XL ボールペン マットグレイCT 20 68514
- 出版社/メーカー: PARKER
- 発売日: 2019/02/05
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バス停の名前が気になっただけなのに。
ウチの近所に「まるしゅう」という味噌ラーメン屋があります。濃厚で重厚、油で熱々のスープ、太めの縮れ麺、札幌生まれの自分も納得の、本当に美味しい味噌ラーメンが堪能できます。オススメです。
写真はまるしゅう味噌ラーメン、チャーシュートッピング。
といって、今日の話の主役は味噌ラーメンではなく、そこの目の前にあるバス停の話です。
小金井市、「プール前」という名前の停留所
「まるしゅう」の目の前に、京王バスの「プール前」というバス停があります。プール前、という割にプールらしきものは何処にもなく、仮に昔、プールがあったのだとして、停留所の名前として未だに残るっていうのは、どんだけ素敵なプールだったのかね、と少しく気になっていたわけです。
「プール前」
振り向いても学芸大学コミュニティセンターとローソンしかない。
何年も気にしていた挙げ句、最近になってようやく調べ始めたところ、確かに昔、60年代くらいまでは、まさにここに水泳用プールがあったらしいのです。
しかし、さらに遡って調べると、水泳用プールとなる前からここにはプールがあって、プールはプールでも「陸軍技術研究所の、上陸用舟艇や水陸両用戦車のテスト用のプール」だったらしいのです。
自分の知らない事実が明らかになってくると、気になって仕方ない性分。さらにネットを調べたところ、そのあたりの情報が「小金井市文化財センター」にあるようだったので、行ってきました。
浴恩館という建物が小金井市文化財センターになっています。建物は昭和3年、京都御所で行われた昭和天皇即位大嘗祭の神職の更衣所を、(財)日本青年館が譲り受けて移築したもの、らしいです。
ここいら一帯は「陸軍技術研究所」だった
文化財センターは、小金井で出土した土器やらなんやら、土地のゆかりの品や古地図、戦中戦後の生活用品などを陳列した資料館でして、一通り閲覧しながらも、目当ての資料をそそくさと探しました。すると、こんなマップを見つけました。
上記マップの左側、土色の範囲が陸軍技術研究所の範囲、ということは、プール前の正面・新小金井街道を渡った学芸大学キャンパスの敷地から、向こうはそれこそ以前の記事でも書かせて頂いた「府中三億円事件第四現場」のあたりまで、そこには「まるしゅう」も自分の住むアパートも含まれるのですが、結構広大なエリアが陸軍技術研究所の敷地だったようです。というか、歴史散歩マップに何気に紛れ込んでいる感のある「三億円事件逃走車発見現場」、すごいな(笑)。
今も残る「陸軍技術研究所境界杭」
そして先のマップによれば、陸軍技術研究所の境界を示す杭が現存しているらしい。さっそく確認に向かいます。
このへん、本当にしょっちゅう歩いてる辺りなんだけど・・・まさかこんなところにあったとは。
確かに「軍」の文字が辛うじて確認できます。
回収された杭がひとつ、文化財センターに展示されてました。どうしてさっきの場所だけ杭が残されたのか、不思議です。
小金井は桜の景勝地
大正時代から、小金井は桜の景勝地だったようで、家の近所の仙川沿いも、三億円事件第四現場の辺りまで、見事な桜並木が続くのですが、その桜も陸軍技術研究所の時代からあるようです。ということは、樹齢70年超の老木ですね。
多摩方面は陸地が平坦なことなどから、軍の施設も結構あって、そんなことから空襲も結構激しかったと聞きます。東大和にも「旧日立航空機立川工場変電所」など建物がそのまま残されています。僕も行ったことありますが、アメリカ軍の戦闘機からの機銃掃射痕も生々しく、一見の価値はあると思います。
というわけで、ふと気になったバス停の名前から、興味深い歴史に辿り着いてしまったと、そんなお話でした。今回も調べる過程で「へえあそこは火葬場だったのかあ」と、人によっては知りたくない事実を知っちゃったりもしましたけど、ま、興味がある人は調べると、自分の住む街に愛着が湧くかもです。自己責任で。
おまけ
府中三億円事件第四現場の場所に、謎の犬の石像があるんですよね。何も書いてないし何の像なのか、全く謎なんです。猫かと思うほど尻尾は長いし、でも顔はコリー犬みたいだし。次はこの謎をちょっと追ってみようかなあと思ってます。誰か何か知らないかなあ。
I ❤️ CORDURA NYLON
コーデュラナイロンが好きなんです。いきなりですけど。
「コーデュラナイロン」ってのは、インビスタ社が開発した、普通のナイロンの7倍の強度を誇る特殊ナイロンでして、ちなみにもうひとつ「バリスティックナイロン」てのもよく聞くと思いますが、それはデュポン社の製品で。ちなみにバリスティックナイロン製品は私、ひとっつも持ってません。
ただ、前回記事で紹介したエナージェルとは違って、好きな理由が自分でもよくわからんくて。
でも好きってのはそういうことでいいんじゃないかと思うけども。理由がなきゃ好きになっちゃいけない決まりはない。
まずは手持ちのコーデュラナイロンモノを並べてみる。
グラナイトギアのウォレット。
山行くとき用。モノが小さい分、タグの主張が強い。ペラッペラだけど丈夫だぜ、的な過剰アピール。そこが好き。
リヒトラブのペンケース。
ハリ感のある素材。ペンケースって製品は沢山ある割に、安っぽいか高すぎるかのどちらかなことが多くて、値段も含めトータルで満足する商品になかなか出会えないから、これ見つけたときは嬉しかった。学生っぽくもないし、いやらしい大人臭さもないと思うんだけどどうでしょう。中身はもはやエナージェル専用ケース。
シートゥサミットのカメラケース。
普段使いのリュックサックや山ザックにカメラを放り込む用。ウォレットよりもさらにペラッペラな生地の下に、スポンジっぽいクッション材。スポンジのおかげで型くずれしずらいから、他の用途にも使えると思います。
サグライフのメッセンジャーバッグ。
中にMOUSEの舟形クッションケース入れて、普段使いのカメラバッグにしてます。自分の場合、カメラ本体に50mmの単焦点つけて、あと持つとしても35mm単焦点くらいだから、これで充分。さっきのペンケースと似た色合いだけど、生地はもっと目がざっくりしてて帆布っぽく、ナイロン感はほぼゼロ。長年使ってるけどスレも破れもなく、ほんと丈夫。
GUのサコッシュ。
GUは、色もデザインも毎年変わるから一期一会。これは去年のデザインで、ノンウォッシュで糊ききまくりのデニムみたいな風合いだけど、今年のやつはデニムでもウォッシュドっぽいカラーリングになってるので、これは出会い頭、逃さなくてよかったな、って感じです。お気に入り。
結局、何で好きなんでしょう。
見て頂くとわかる通り、コーデュラナイロンと一言で言っても、生地そのものは色んな形に加工可能なわけで、特徴があるわけでもない。
ただ、このロゴの入ったタグがついてるだけで、なんかイイモノ持ってる気分になるんだよね。別にゴアテックスみたいな高級素材でもなんでもないんだけども。
つまるところ、多分、ロゴが好きなんです。酷いオチだな(笑)
あと、妙な近未来感ね。わかってもらえる気がしませんが。
こんな感じで、お気に入りのものは気をつけないとひたすら増殖X∞Multipliesして、こんまりに断捨離勧められかねないので、気をつけないといけません。ま、どれもこれも安い買い物なんで勘弁して。それではまた。
GRANITEGEAR(グラナイトギア) トレイルワレットS 2210900068 レモン
- 出版社/メーカー: GRANITE GEAR(グラナイトギア)
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ペンはもう一生エナージェルでいい。
こんにちは。世界一のエナージェル好きを自負する私がやってまいりました。
説明するまでもないかとは思いますけど、エナージェル、ってのは、ぺんてるから発売されているゲルインクボールペンです。
出会いは10年前の「エナージェルユーロ」
今から15年近く前、まだ人並みに手帳とかに拘ってた時代がありまして、手帳のお供には書きやすいボールペン、てんで、当時は三菱シグノの、インク色がブルーブラック、そしてボルドーブラックという2色が本当に好きで、しばらくそれを使ってました。特にボルドーブラック、赤過ぎず黒過ぎず、濃いめの赤ワインのような、パイロットの万年筆用インク「色雫」の山葡萄が割と近いんですけど、いい色だった。
ところがその、ボルドーブラックが廃番になりまして、そこからちょっとペンジプシーになって色々試していく中で、ぺんてるエナージェルと出会ったのが10年くらい前。ヨーロッパでヒットしたキャップ式、その名も「エナージェルユーロ」、これのフロードバドバ、ヌラヌラな書き味がとにかく好きで、これはもう今日に至るまで、何本使ったかわかりません。
今や私もオッサンになり、色んな拘りが削ぎ落とされて、単なるノート使いになりましたけど、ペンへの拘りだけは捨てられず。各社の新製品ポールペンや、万年筆など試すも「やっぱエナージェルに敵わないや」と、常に手元にある状態。ただ長年使っているうちに「やっぱりキャップ面倒くさいな」となって、徐々にノック式も使いつつ。
0.5mm以下はニードルチップ、0.7mm以上は砲弾チップ。
そんなお気に入りのエナージェルなんですが、これまで唯一の難点は、インク色が黒・赤・青の3色しかない(なかった)ということで、青インクなどは、経理とかではよく使われるらしいですが個人的には「いつ使うの?」って感じで。昔から海外市場だと、エナージェルも緑やピンクのインク色があるのですが、何故だか国内は3色だけ。今どき、文具売り場に行けば、ジェットストリームやフリクションやサラサやシグノが、多色展開して棚一杯に並べられて場所を占有してるところ、我らがエナージェルは頑なに3色で、売り場の隅に並んでる、そんな佇まいも嫌いではなかったのですけど、まあ去年の春までは、そんな感じだったわけです。
「エナージェルインフリー」で、いつの間に多色展開
このところ公私ともに忙しくて、文具売り場チェックを暫くしてなかったんですけど、その間エナージェル界にまさかの革命が起こっておりまして、昨年春先に「エナージェルインフリー」という透明軸の新製品が、ブルーブラック・オレンジ・そしてターコイズブルーという何ともマニアックな色で多色展開(オレンジとターコイズブルーは今のところ0.5mmのみ)。
しかもインフリーは、当初限定販売だったのが、爆発的な反響で品切れの後、昨年末に定番化したという流れを、今さら知ったくらいでして、それで「世界一のエナージェル好き」とかよく言うわ、て感じですけど(笑)まあよい。しかし定番化してくれてよかった。ターコイズブルーはホント綺麗な色です。
そしてブルーブラック。ブルーブラックのインクって黒で書くより俄然気持ちよくて、謎の癒やし効果があるんじゃないかと思ってるんですけど、各社で結構色味が違うんですよね。エナージェルのブルーブラック、青過ぎず、個人的にはかなり好きな色味です。
初期iMacを思わせるカラーリング。多分限定版と定番化版では、ロゴが入ってる場所が違う模様。どうでもいいですけど。
そして今、あちこちの売り場で見かける「エナージェルクレナ」
さらに、既発のノック式と軸の形は一緒なんだけど、カラーリングが女性向けというか、ちょっとbicのライターみたいな、ポップでフレンチな感じのエナージェルクレナを、セブンイレブン始め、このところ色んな売り場で見かけるようになりました。
クレナではさらに新色ブラウンも追加され、恐らくは手帳向けを意識して、ブルーブラック同様に0.4mmもあり。というわけで、いつの間にやらまったく「死角なし」になってました。まあこれ以上色んなインク色を出してもキリがないしね。
もう一生エナージェルで行こう、と決めたので「エナージェルアロイ」
というわけで、この度のリフィルの充実っぷりを見て、今までちょい高くて躊躇してたんですけど、Amazonで逆輸入品の高級ノック式金属軸「エナージェルアロイ」を買いました。しかもシルバー&ゴールドですよ奥さん。50の大人ですからね。(言うほど高くはないんだけど、マケプレの店によっては高い値段つけてるから要注意)
美しすぎる。最早工芸品。
上のリンクにある通り、ノック式エナージェルのリフィル(替芯)は、LRN3/4/5、LR7/10と、ペン先の径によって型番が違いますが、互換性があります(型番のNはニードルチップのNと思われる。ちなみにエナージェルユーロのみ使い切りタイプです)。もちろん、アロイでも上記のリフィルは全て使えます。とりあえずはシルバーをブルーブラック0.4mmで常用向け、ゴールドはもともと入っている黒の0.7mmで使い分ける予定。
国内で販売されている高級金属軸は「エナージェルフィログラフィ」というのがあるんですけど、個人的に回転繰り出し式のペンって好きじゃないんですよね・・・あと、普通のノック式とリフィルの形も異なるようだし。→訂正:型番違うけど、同じリフィルでよいみたいですね。
ていうか、何故アロイを国内で発売しないのか。まあ、リフィルは税込90円くらいだから、安い軸を使い捨ててくれた方が、メーカーとしては嬉しいのかも知れないし。とか言うと抹殺されかねないのでもう言いません。
というわけで、手持ちのエナージェル達を紹介しました。エナージェル使わないなんて、人生の何割かは損してると思います。んなわきゃないけど。ま、ボールペンなんて安いものですけど、案外と各社、書き味が違って、比べると面白いですよ。私はもうエナージェル一択ですけど!
とにかく、書いていて気分がよくなるペンです。気分がよくなる、っていう意味では、大昔からあるぺんてるのサインペンも好きです。ぺんてる最高。
で・・・出来ればボルドーブラックのインク出してくれないかなあと、ちょい思いました。じゃまた。
ぺんてるのペンについてはこちらの記事もどうぞ。
OHTOのペンについてもこちらに書かせて頂きました。
ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェルフィログラフィ限定 BLN2505A ブラック
- 出版社/メーカー: ぺんてる
- 発売日: 2018/10/20
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ハンバーグカレーはカヴァーデイルペイジか。否。
ハンバーグカレーが食べたくなった。いきなり。
食べたくなった、と言って、何処に行ったら食べられるのかわからないメニューというものがある。「ハンバーグカレー」もその代表格な気がする。
ファミレスのメニューにハンバーグがあったとする。カレーもあったとする。として、ハンバーグカレーがあるか、と言えば、これはない場合の方が多い。
何故か。やっぱりどことなく、ハンバーグとカレーは他所他所しいのである。
例えば、「カツカレー」というメニューがある。これはもう鉄板中の鉄板である。ロックで言ったらレノンマッカートニークラスである。お互いソロで行ける実力はある。しかしペアを組むことで、化学反応が起きるのである。ワンプラスワンが、スリーにもファイブにも化けるのである。
対してハンバーグカレーはどうか。どちらもソロで行けるもの同士だが、組んだときのメリットがあんまり見当たらないのである。ロックで言ったらカヴァーデイルペイジみたいなものである。つってそんな喩え、平成三十一年の今、誰がわかるのか。今の人達にわかる喩えはないものか。宮本浩次と椎名林檎?トラジ・ハイジ?久米宏と横山やすし?ってどんどん喩えが古くなってるがな。まあよい。
ロック好きな私も、カヴァーデイルペイジは一度も聴きたいと思ったことはないが、ハンバーグカレーは食べたくなったのである。して。
ここならあるだろう、と思いついたのは松屋であった。そそくさと最寄り駅の松屋に向かったところ、果たしてそれはメニューには存在した。が。
まさかの販売休止であった。カヴァーデイルペイジなのだから致し方ない。
しかし一度食べたいと思ってしまったものは収まらない。仕方ないので、コンビニでチルドのハンバーグ、レトルトのカレーとごはんを買って帰り、ハンバーグカレーにありついたのだ。
が。
食べて思った。ルーのチョイスを完全にしくじった。肉に合わせるから、と思って、野菜多め、みたいなルーをチョイスしたら、なんですかね、トマト的酸味の強い、そんなルーだったので、まったくハンバーグと調和しなかったのである。COMPLEX以上のミスマッチである。ビーマイベイビー。いやあれはマッチしてたのか?わからん。とにかく私の求めていたものとは遥かに違ったのである。
そんな絶望の一夜を過ごしたのが昨晩のことである。
で、基本的に待てない性格なので(笑)本日CoCo壱番屋でリベンジしてきました。ハンバーグカレー。ソースはビーフソースをチョイス。
まあソースのチョイスもバッチリキマって、味もドストライクで、見た目も王道中の王道で。カヴァーデイルペイジとか言ってすみません。マイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーの「セイ・セイ・セイ」くらい、いやミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイの「ダンシング・イン・ザ・ストリート」くらいに格上げさせて頂きます。でも、パーマネントなユニットには成り得ないのよねえ。
とにかく間違いない味ではあったけど、しかしココイチ高いね。ていうか、これが普通と思うべきなんだろうけども。いまだに謎なのは、松乃家のロースカツ定食、なんで530円で出せるのか信じられんつうことですよ。と、思いっきり話が逸れ始めたので、本日はこのへんで失礼いたします。
- アーティスト: Coverdale Page
- 出版社/メーカー: Geffen Records
- 発売日: 1993/03/16
- メディア: CD
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カヴァーデイル・ペイジは元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと元ホワイトスネイクのデヴィッド・カヴァーデイルが共に落ち目だった時代に組んだユニット。そもそもデヴィッド・カヴァーデイルがペイジのツェッペリン時代の盟友ロバート・プラントの物まねと言われて「デヴィッド・カヴァーバージョン」なんて揶揄されてたくらいで、ふたりが組んだときは悪い意味で「まさか」という声が世間に溢れたわけです。好きな人いたらすみません。でも、どう考えても、いいわきゃないんだよね。ていうか国内盤廃盤なの?やっぱりハンバーグカレー・・・