「いまモリッシーを聴くということ」を読みました。
前回のエントリでオノヨーコの事を書いた。オノヨーコにシンパシーを感じてしまう理由を、エントリをアップしてから暫く考えていたのだが、僕は周りに叩かれようが何だろうが自分を曲げないという、その精神にこそサバイブ魂を感じずにいられないのかな、てなことを思いました。
同じように、知名度と比例して、賞賛と同じくらい物凄く叩かれる人たち、として思い浮かべるのは、これまた前回のエントリでも触れたボーイ・ジョージ、既に鬼籍の人ではあるがマイケル・ジャクソン、そして元ザ・スミスのフロントマンで、解散後30年近くソロでやっている、モリッシーの名前が浮かぶ。
モリッシーを知らない人にどういう人なのか説明するのはちょっと難しいが、ものすごくざっくりと言ってしまうと「ネットが普及する前から炎上マーケティングのプロだった人」みたいな感じ、なのかな。
そんなモリッシーに関する本が2017年の春、突然書店に並び始めた。
いまモリッシーを聴くということ (ele-king books)
- 作者: ブレイディみかこ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕自身、高校時代はリアルタイムでザ・スミスのファンだったのだが(ザ・スミスは1987年に解散)ソロになってからのモリッシーは殆ど聴いていなかった。何でかと言えばモリッシーの書く歌詞とギタリストのジョニー・マーの作り出す音楽の組合せは、あの時代において全く奇跡と言って良い、唯一無二のものだと感じていたから。
だが今、こんな本が書店に並ぶこと自体がとても気になり、書店で立ち読みを繰り返していたのだが、最終的には購入してしまう事となった。
モリッシー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡
著者自身が前書きで触れている通り、この本はモリッシーのディスクガイドの体を取ってはいるが、内容としては80年代以前から現在に至る、主に北部を中心としたイギリス史だと言える。
我々日本人にはなかなか理解が難しい、イギリスの階級問題と音楽の関係性、パンクやスカと極右団体の関係性(シャム69やザ・セレクターあたりのエピソードが出てくる)、また、我々日本人にはせいぜいモッズのファッションアイテムのひとつでしかないフレッドペリーが英国ワーキングクラスの人々に意味するもの、そういった、ブリティッシュ文化に関心のあるものならば知っておかなくてはならないエピソードが沢山載っている。
この本には出てこないが、これを読むと60年代のバンド、例えばザ・フーがユニオンジャックの服をポップアートとして着たこと、キンクスが「アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡」みたいなアルバムを作った事などが、また違った意味を持って見えてくる。
そしてモリッシーである。そうやって移ろい行く世の中で30年もの間、ずっと自身に忠実に、筋の通った創作活動を続けて来たことがよくわかる。そしてこれも日本人からはとてもわかりづらいのだが、彼の書く詩が英国人にとっては、独特のユーモアを含んだものとして支持されている様が、よくわかる本だ。久しぶりに良書に出会えた。感謝。
読了後、YouTubeでソロになってからの曲を色々聴いてみた。だがやはり、ザ・スミスのギタリスト兼作曲家であった、ギタリストのジョニー・マー以上のパートナーには出会えなかったようである。今は二人ともソロのアーティストとして活動しているのであるが、両者とも頻繁にザ・スミス時代の曲を演奏している。双方に違った良さがあるために、この二人が解散しないでずっとやっていたらどうなっていたのだろうかと、ただただ残念な気持ちはある。ロックの歴史における悲劇の影には、常に女ありなのである。エアロスミスしかり、チープトリックしかり。女は責めない。惚れたジョニーが悪い。知らんけど。
また前回と同じようなオチになってしまうが、モリッシーもまた今は癌と闘病中のようである。なんとか健康で、アーティスト人生を全うして欲しいと願う。
ワールド・ピース・イズ・ノン・オブ・ユア・ビジネス~世界平和など貴様の知ったことじゃない
- アーティスト: モリッシー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: CD
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今一番シンパシーを感じる人はオノヨーコ
最近、オノヨーコという人物にとてもシンパシーを感じる。
気になったきっかけは、数年前に出た元カルチャー・クラブのボーイ・ジョージのソロアルバムで、彼がオノヨーコのカバー曲「Death of Samantha」を取り上げていて、その歌詞を読んでからだと思う。
- アーティスト: ボーイ・ジョージ
- 出版社/メーカー: Sony Music Japan International Inc.
- 発売日: 2014/03/26
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僕はオノヨーコほど、世界中で嫌われている人間はちょっといないと思う。
オノヨーコがどれくらい嫌われているのか
YouTubeに、とある動画(音声のみ)がある。敢えてリンクは貼らない。それは後期ビートルズのスタジオレコーディングの様子を録音した、恐らくは海賊盤で出回っているものから編集されたと思われるが、約20分にわたってヨーコが、当時ラブラブであったジョンの名前を呼び(叫び)続ける様子が伺える。
この当時ビートルズは、既にコンサート活動をやめており、その活動をレコーディングのみにすると宣言した後であった。つまりこの頃彼らは毎日スタジオに入り浸りになっていたのであり、そこで朝から晩まで過ごすのは、サラリーマンが会社に通うが如く、日課のようなものになっていたと思う。
それを思えば、そのうちのほんの20〜30分、もしくは一日中であったとしても、こんなお遊びのような時間があったとて、さほど不思議ではない。時代も時代なので、もしかしたら何かでハイになっていたのかも知れない。
その間バックで聞こえるピアノの「マーサ・マイ・ディア」、これはポールの曲で、繰り返しそれを弾き続ける様はまさにその作曲中だったのであろうが、そのタッチは時折叩きつけるようなトーンになり、イライラしていたように聞こえないこともない。
とはいえ、この頃は、ポールの奥さんのリンダやジョージの彼女らもスタジオに出入りしていたようであるし、何よりヨーコがいなくとも、メンバーは既に親のような存在であったブライアン・エプスタインの死をきっかけに、バラバラになりつつあった時代である。
だがしかし、さらにその後の時代、まさに解散間際の日々を記録した映画「レット・イット・ビー」で見られる、4人の真剣な演奏中にもジョンの隣にぴったり寄り添って座るヨーコのイメージは強く、がために、その後のビートルズの解散はヨーコのせいだと信じている人は沢山いる。そして解散後、ジョンが凶弾に倒れたことですら「ヨーコと一緒になったせい」と思っている人すらいる。先の動画のコメント欄も、8割方はそういう人たちのコメントだ。「暗殺者は殺す相手を間違った」とまで書いている人もいた。有名人相手なら何を言ってもいいわけではない、というモラルは、ネット上では世界規模で崩壊しているようだ。
先日図書館で、そんなオノヨーコの著書を読んだ。静かで強靱なポジティブネスに満ちた本だった。
何より凄いと感じたのは、最愛の旦那は殺され、ビートルズやその後のジョンのソロキャリアに至るまで、その関わりを悪し様に言われ、言わば「全力の悪意に満ちた世界」に生きざるを得ない彼女の一体どこから、これほどのポジティブネスが生まれるのか、ということである。
勿論関わった相手は、他の誰でもない「ジョン・レノン」である。二人とも強烈な才気に溢れた人だから、出会った事は必然とも言える。だが、これだけ人がいる世の中で、二人の出会いは宝くじ並みの確率だったと思うのである。それに出会えたという事実が、ジョンが死しても尚、彼女を支えたのは間違いないだろう。
だとしても、人というのはそれほど強い生き物ではない。支えてくれる人があったとして、毎日のように、会ったこともない人間から(直接でないにしろ)罵詈雑言を受け続けて、平気でいられる人はいないと思う。
本の中で非常に印象的だったエピソード
あることで彼女のことを酷評したメディアの人間がいたらしいのだが、彼女は毎日、彼らに対して「Bless you 誰それ」と、ひとりひとり名前入りで、祝福を続けたらしい。それを続けることでやがて、彼らよりも精神的優位に立てた気持ちになり、乗り越えることが出来たと言うのだ。不思議とそのうち、周りの反応もだんだん変わり、批判も少数になったらしい。
ある批判に反応する際に、私は傷ついた、と、感情的・攻撃的に反応する事は出来る。それは、もともとその人を擁護する立場の人からの同情は得られるかも知れない。だが中立的な第三者の共感を得られる保証はない。むしろ感情的に反応する様を、事実を指摘されてムキにならざるを得ないのではないか、と思われるかも知れない。しかも最初は味方をしていた人ですら、ずっと味方でいることは難しい。何故なら怒りに付き合い続けるのは、何より気を遣うし、疲れるのだ。
だからそれに冷静に対処することによって、理解者を増やす方が、よっぽどいい。しかしそれは、言うは易し、というやつで、わかってはいてもなかなか出来ることではない。
それをやってのけたオノヨーコに感じるのは、したたかさ、などではなく、そうやってなんとか必死に状況を乗り越えてきたのだろう、という健気さ。僕はそんなことを強く感じてしまう。
そんなオノヨーコも84歳
先月あたりのニュースで、今は車いす生活だという記事を見た。彼女のような人生を歩んだ人はそうそういない。数奇な人生、と言うしかないだろう。出来れば晩年は、もっと沢山の人に祝福されて欲しいと、正直思う。
ちなみに冒頭紹介したボーイ・ジョージのアルバムで、「Bigger Than War」という曲中の歌詞にも、ヨーコの事が歌われている。ボーイ・ジョージはヨーコの事をビートルズやエルビスと同等、もしくはそれ以上に位置づけているかのようだ。このアルバムもまたオススメである。
Bigger than The Beatles, The Rolling Stones, bigger than Elvis, but not YOKO
Bigger than you, Bigger than me, Love is bigger than War.
吉野家の黒カレー、トッピングは是非納豆で。
黒カレー登場。
新着ネタを追いかけるサイトでは既に彼方此方で紹介されているようであるが、吉野家に新メニュー「黒カレー」が、5/8から登場した。
画像は吉野家ホームページより
自分は昨日、朝の通勤バスの車窓から吉野家の前に大きなポスターが掲げられていたのを目にして、どうしても食べてみたくなったわけです。前日の晩も松乃家のロースカツカレーだった程度にカレー好きなので。キレンジャーかよ(このネタをわかる人が今どれくらいいるのか知らんけど)。
まず心惹かれるのはそのプライス。並盛350円てアナタ、キレンジャーの懐に超優しいプライス。
早速お店に行って各種トッピングの載ったメニューを見て、さらにたまげた。納豆トッピング。
画像は吉野家ホームページより
納豆カレーなるものに、どこの店でも一定のファンが存在するのは知っていた。だが、食べてみようと思ったことはこれまで一度もなかった。結構オーセンティック野郎なんですよ私。キレンジャーのくせに。
しかし、メニューでその写真を見た瞬間に、カレールーの色からイメージされるそのコクのある辛さと、納豆のハーモニーが、目から脳へとダイレクトに伝わり、脳が勝手に「これは旨いぞ」と呪文を唱えて、導かれるようについつい頼んでしまったのである。並盛430円也。
なにこのミラクル
へいおまち
どーん
直感に間違いはなかった。ビビビ婚である(このネタをわかる人が今どれくらいいるのか知らんけど)。
自分の貧相なグルメ語彙ではこの美味しさをせいぜい「印度と和の出会い」みたいな、しょうもない表現しか出来ないので、まあ、食べてみてよ。
写真の通り、納豆はパックで提供されるので、オススメの食べ方は(これも直感に頼って大正解であったが)辛子は全入れ・タレは半分・あまり混ぜずにカレーにオン、である。ネギは完全にお好みで。僕は入れます。ミドレンジャーかよ(※そういうキャラ設定ではなかったと思います)。
ついでに食後のおやつは天狗のピリカレーでキメました。
これ、赤い袋の激辛ピリカレーっていうのもあるんだけど、それは軽く死ねるのでオススメしません。では。
たまには占いに頼るのも悪くない
季節の変わり目、特に春というのは鬱になる率が高いと聞いた記憶。
かくいう私もさばい部危うし、というくらい、この春は調子が出ない。去年の夏以降の、土曜も日曜も登山に行っていたアクティビティはどこへやら、この頃は仕事が忙しいせいもあるけども、土日は洗濯終わったら殆ど布団にこもりっきりの完全引きこもりになりかけている。
持つべきものは友、とはよく言ったもので、完全引きこもりにならずに済んでいるのは、よき友人のお誘いで、花見に呼び出されては雨に打たれ、河原でバーベキューに呼び出されては雨に打たれ、毎回ずぶ濡れになるのでやっぱり家に居たいという気持ちがますます増強して、いかんのである。
チタンにすがりたい。
そんなこの頃なのだが、久しぶりに肩こり頭痛に悩まされ、何かいいものないかなあと探した結果、ファイテンのチタンチェーンブレスレットが気になった。
もともとファイテンのチタンテープは大昔に試供品を貰ってから「これは効く」と絶大な信頼を置いているのだが(※個人の感想です)、敬愛してやまないザ・コレクターズのリーダー、加藤ひさし氏もファイテンのチタンネックレスとブレスレットを使用していることを思い出した。
出典:池袋交差点24時 シーズン6 #36 チタンにすがりたいの巻
ザ・コレクターズのポッドキャスト「池袋交差点24時」アーカイブ
で、これは効くんじゃなかろか?と、某ファイテンショップに向かった。
値段は間違いなくAmazonが安そうだったのだが、サイズが数種類あり、自分に合うサイズ感を知りたく、実物を確認するために行ったのである。
ショップはひなびたショッピングモールの中にあり、店員もあまりやる気なく、一つだけおいてあったブレスレットを試着させて頂きサイズを確認し、ひとまずお店を後にした。
そんな私の前に占い館
その間所要10分くらいであっちゅう間に用事が終わってしまったが、久しぶりに外出したのにこれだけで帰るのもつまらんね、と思った私の目の前に、占いの看板が目に入って、空いていたのでふらりと入ってしまった。
占いに入ったのはもう一つ伏線があって、実は先日、星占いの本も買っていたのである。冒頭書いた通り、どうにもこうにもやる気茄子なこの頃、何か打破するヒントはないかと何の気なしに手に取ったこの本であった。
まあなんつうか、獅子座の人ってこういう人ですよねー、ってのが淡々と書かれているだけっちゃだけなんですが、それが良くも悪くも、自分という存在を肯定してもらえたような、それで何か変わるわけでも何でもないんだけども、少しホッとさせてもらったのですね。
ふんで、より個別に、対面で誰かに何か見てもらったらば、実際どんなことを言われるのかね?と少しく興味が湧いたので、ふらふらっと入ってしまったのであった。
で、占いの結果。
結論から言うとまあ可もなく不可もなく、他の占い師がどういうことを言うのか、それは占い師さんによって様々方針があろうかと思うけども、自分が入ったところは割といいことだけ言ってくれる感じで、この先いついつ頃からは人生に一度あるかないかのモテ期が来ますよ!とか、まあそんな感じだったのですけど。
ただ総じて感じたのは、当たってようが当たってまいが、後押ししてくれるような事を言って貰うのは悪いことではないなと。一人で悶々と考えてると、物事悪い方向にしか考えられない時というのも、気分の状態によってはあるもので。
そんな悪いことばかりじゃないですよ、と言われるのは、場合によっちゃ気休め以上の効果があるものだな、とちょっと感じたよね。とりあえず来年運気がよくなるらしいので、それを信じて、何とかそこまではサバイブしないとなあと、ちょっと頑張る気持ちが湧いたり湧かなかったりです。
ちなみに某ファイテンショップの店員はテキトーすぎて、店頭で聞いたサイズはまるっきり嘘で合ってなくて、後日Amazonで買ったやつが少し短めでファックオフ。
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私の石鹸生活 - アレッポの石鹸編
以前私は、このような記事を書いておりまして。
それ以前もそして今日に至るまで、私は石鹸派でありまして。頭も顔も体も一つの石鹸で洗う。効率的だし、何より混じり気のない石鹸で洗うのは、気持ちが良い。
そんな私ですが、同時にエコノミックアニマルでもありまして。とにかく値段が常に気になるので、シンプルに安い石鹸を愛用していたのですが、先日、東急ハンズに行って石鹸を物色していた際に、前々からどうしても気になる石鹸があって、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入してしまった。いやそこまて高くはないけど。
そもそもアレッポの石鹸とは
買ったやつ見ると「シリア製」と書いてます。1,000年前から伝統的な製法を守りつつ、オリーブオイルとローレルオイルを主原料として無添加・昔ながらの釜炊きで作られる石鹸とのこと。
いくつか種類があるのですが、ノーマルバージョンはオリーブオイル90:ローレルオイル10の割合。自分が購入したエキストラ40ってやつは、オリーブオイル60:ローレルオイル40の割合。
開封の儀。
ベリッ。以上。
開けるとめっちゃウッディな香り。ちなみにウッディな香りって表現は香水の香りの表現でもよく出てくる言葉ですけど、自分の場合ウッディというとベイ・シティ・ローラーズのウッディが浮かんじゃう。タータンチェック。サラレナイ。ロックンロールラブレター。きっと若者には通じないネタだ。
閑話休題。で、使用感は。
1. デカイ。
高いと言いましたけど、サイズがタバコの箱二段重ねくらいの大きさなんです。これそのまま使うとデカいので、小さいサイズを買うか、カットして使うといいかもしれません。カットする際は、もんのすごく硬いので、怪我しないよう注意です。
ちなみにカットすると断面はこんなに綺麗なオリーブグリーン。釜炊きしたあと何年か熟成するという工程を経て製品になるので、こういう具合になるわけですね。
2. おうちのお風呂が檜風呂に
ローレルオイル40%の効果かと思いますが、檜風呂の如くウッディな香りが充満して、おうちのお風呂が檜風呂フィーリングになります。檜風呂の香りがダメ!って人がいるならやめた方がいいかもですが、僕は檜風呂大好きなんでオッケーです。めっちゃリラックスできます。
3. 洗い上がりサッパリ
勝手に「あんまり泡立たないんじゃないか」と想像してたのですがぜんぜん普通だし、洗い上がりがとにかくサッパリします。あと、髪の毛がなんか柔らかくなったような。まあシャンプー変えたときとか「おっ、髪の感じが感じが違うぜ?」みたいなことよくあるので、そういうことかも知れませんが。「※個人の感想です」ってことにしようかな。
気になるシリアのこと。
ところで冒頭書いた通り、シリア製ってことで、シリアといえば長いこと内戦が続いている土地なので、その事は少し気になります。実際、工場が移転したり、大変ではあるようです。なんかこれを買うことでそこに暮らす人たちの、幾ばくかの支援になったらいいなあとは思います。
というわけで、総合評価、星3つ★★★ってことで、オススメしますよ。ではまた。
高血圧と血圧計の話。
去年の11月頃かな、寒くなって登山からも足が遠のいていた或る日、「何の制約もなく食べまくったら一体どんくらい俺は太れるのだろうか」なんてな事を思い立ってしまったからいけない。あれよあれよという間に肥えて、年末辺りには人生初の70kgをマークしました。
で、その体で1月に会社の健康診断受けまして、肥ったのはまあ分かってるんですけど、まず血圧が前年までの比で、凄く高くなってました。そして、視力が落ちました。後日貰った問診票みると、血中脂質の値も高くなってた。
太る→血液の脂が増える→血圧が上がる→視力が下がる
これが、みんなに当てはまる事なのかどうかは分からないけども、自分はそうなって、何となくその流れは腑に落ちたわけです。
で、視力が落ちるのは色々困るなあ、と思って、少し体重を戻したのですが、血圧がなんかずーっと高いような、自覚症状がある。
特にここ数週間、その傾向が顕著で、朝一番のミーティングでちょっとイラつく流れになると頭にグワーッと血が登って耳鳴りがする。肩こり頭痛も止まらない。ついには先日サウナから上がって水風呂から出たら、フラフラっと目眩がする始末で・・・いっつも温泉とか行くと必ずサウナ入るんですけど、過去一度もそんなこと無かったので、こりゃちょっと、いかんなあと。そんなわけで。
Bluetooth付きの血圧計を買いました。
選んだのはこちら。
こちら、Bluetooth搭載で、測定結果をiPhoneやAndroidスマホに記録できて、iPhoneだと純正の「ヘルスケア」アプリとも連動できます。
僕は既に「MOVES」ってアプリで歩数を連携したり、「Sleep Time」ってアプリで睡眠時間を記録したりしてるので、まあこういった「連携してログを取れる機能」は、習慣化に役立つのが分かっているので、何とか使い続けられるかな?と期待して、この機能を重視して選びました。
「スマホ連携可能」は注意が必要
オムロンは割と以前から「スマホ連携可能ウリにした血圧計」を出しており、家電量販店でもAmazonでも、旧製品が結構安い価格で売られています。ただし、注意が必要なのが、以前は「ウェルネスリンク」というネットサービスと連携した「わたしムーヴ」(docomo製)というアプリを介して連携可能だったようなのですが、まず「ウェルネスリンク」が2017年の12月にサービス終了が決定しています。そしてオムロン自身が新たに「OMRON connect」というアプリをリリースしています。それに対応している血圧計の機種が、現時点では限られています。僕が買った「上腕式」だと、昨年末から発売された5機種が対象です。(手首で計測する「手首式」も含めると、もう少しありますが)
旧サービスとなる「わたしムーヴ」は今後どうなるか、まだよくわからないのですが、スマホ連携を期待して買う方は、価格だけで選んでしまうと、先々機能が使えなくなるかもしれません。
ヘルスケアと連動するには設定が必要!
ところでオムロンのアプリ「OMRON connect」の設定は、初回起動時にウィザード形式で進めていけば大体オッケーなんですけど、iPhoneの「ヘルスケア」と連動するにはさらなる設定が必要です。
アプリのメニューから「連携アプリ・サービス」を選択
ヘルスケアをタップ
同意を求められるので「同意する」を選択
データのアクセス許可を設定。すべてのカテゴリをオン。
以上をやった上で、機器とアプリを連携すると、アプリで取得した結果が、
ヘルスケアにも反映されます。しかしこの数値で大丈夫なのか俺。(多分測り方に問題あり。姿勢大事)
まあ測って血圧下がるわけじゃないけど
それはわかってるんですけど、ま、何をしたら上がった/下がった、みたいな傾向を掴めたらいいかなあ、と思っています。
あとね、部屋が寒いと血圧上がるらしいんですよね。部屋が寒くてなー。エアコンつけてもつけても寒いんですよね。1Fだし、すきま風も入るし。家賃が安いから文句は言えませんが。春になったら血圧もしれっとフツーに戻ったりして。
それでは皆様、くれぐれも御自愛下さい。じゃまた。
山で温かいものを食べたい(小市民編)
夏場は週2ペースで行っていた登山であるが、冬になってすっかり月1ペースになってしまった。
だって寒いんだもん
というのはあるけれど、正直、一番の理由は気温の寒さより懐の寒さ、「電車代も馬鹿にならないのだよ」である。決して自分金持ちではないので由々しき問題ではある。冬関係ない。
しかしながら、山頂で北風に吹き付けられながら携行食を口にするとき「侘しいのう。温かいものが食べたいのう」と思わずには居られないのである。しかし金の事情があるから、何か買うにもとにかく一大決心である。
仮にターゲットとする温かい食べ物を「カップラーメン」としよう。たかがカップラーメン、されどカップラーメンである。山頂で食べるそれは、心も躰もポカポカにしてくれるに違いない。さて、
カップラーメンを食べるにはお湯が必要
である。真っ先に思いつくのはお湯を沸かす器具を買うことである。こないだ店頭でチェックしたこれなんか良さそうである。
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これの素晴らしいのは、500mlの水を2分強で沸騰させられるということである。そしてなおかつ、ガスボンベ等の付属品をまるっと上のカップ部分に収納できて、大きさも小さい。
先日観に行った「メルー」でも、メルー制覇に挑む3人のテントの中にこれがぶら下げられていたのを、俺は見逃さなかったのだ。
自分、ミニマリストなので、装備がいわゆる「ファストパッキング」、小型かつ軽量であることを是としている。故にバッグパックも10リットルのこんなんである。
リュック ノースフェイス THE NORTH FACE MARTIN WING 10 NM61527
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ジェットボイルZIPなら、このバッグでもギリギリ収納可能であろう。よし決定、と思ったところで気がついたのは、沸かすモノ持ってても肝心の水はどうするんだ、と。別途水筒に入れていくのかと。ダメじゃん。振り出しに戻った。
水筒はどうよ。
ならば水筒にお湯を入れて持っていけば、荷物にはならない。サーモスの「山専ボトル」という製品があって、相当冷めにくいというのは知っていたが、若干割高で二の足を踏んでいた。そんな折、我らがモンベルから、ほぼ同等の性能でちょい安い、これが出た。
0.9リットルと0.5リットルの2種類がある。これ、普通の水筒に見えるがなんと、95度のお湯を、6時間後でも81度の水温をキープ出来るという、超優れものなのである。もーこれしかないじゃん、と一度は決めかけた。
そもそもさ
ところで「サバイブ」をテーマとしている本ブログにおいて、気になるのはサバイブしていくための道具としてどうなんだ、というところである。お湯が冷めない。これはいい。だがしかし、例えば今、大地震が来てガスが使えなくなったとしよう。お湯を沸かせないのに、水筒を持っていて、一体何の役に立つのか。
やっぱ水筒じゃダメだ。いざというときに役に立つのは火力だ。でもライフラインがダメになるってことは、水も来ないことがあり得るよね。んー。何が正解なんでしょうか。つまり両方あるに越したことはない。でも両方持ち歩くことになったとしたら、でかいリュックも必要だね。高いよね。あとそもそも、あんまり色々モノを所有するの、好きじゃねーんだよねえ。困困困困困。
そんな逡巡を、この冬の間中何度も繰り返しておりまして、そろそろ暖かい春がやって来そうな、今日この頃であります。
トップの写真は、昨年の秋に札幌で、旧友と登山に行った際、友達が煮てくれたマルちゃんダブルラーメンです。美味しかったなあ!嗚呼。
あ、ジェットボイルもアルパインサーモボトルも、モンベルの店舗に行くと実物見られます。モンベル最高。では。