東京さばい部

東京砂漠で生き残れ

ハンバーグカレーはカヴァーデイルペイジか。否。

ハンバーグカレーが食べたくなった。いきなり。

食べたくなった、と言って、何処に行ったら食べられるのかわからないメニューというものがある。「ハンバーグカレー」もその代表格な気がする。

ファミレスのメニューにハンバーグがあったとする。カレーもあったとする。として、ハンバーグカレーがあるか、と言えば、これはない場合の方が多い。

何故か。やっぱりどことなく、ハンバーグとカレーは他所他所しいのである。

例えば、「カツカレー」というメニューがある。これはもう鉄板中の鉄板である。ロックで言ったらレノンマッカートニークラスである。お互いソロで行ける実力はある。しかしペアを組むことで、化学反応が起きるのである。ワンプラスワンが、スリーにもファイブにも化けるのである。

対してハンバーグカレーはどうか。どちらもソロで行けるもの同士だが、組んだときのメリットがあんまり見当たらないのである。ロックで言ったらカヴァーデイルペイジみたいなものである。つってそんな喩え、平成三十一年の今、誰がわかるのか。今の人達にわかる喩えはないものか。宮本浩次椎名林檎トラジ・ハイジ久米宏横山やすし?ってどんどん喩えが古くなってるがな。まあよい。

ロック好きな私も、カヴァーデイルペイジは一度も聴きたいと思ったことはないが、ハンバーグカレーは食べたくなったのである。して。

ここならあるだろう、と思いついたのは松屋であった。そそくさと最寄り駅の松屋に向かったところ、果たしてそれはメニューには存在した。が。

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まさかの販売休止であった。カヴァーデイルペイジなのだから致し方ない。

しかし一度食べたいと思ってしまったものは収まらない。仕方ないので、コンビニでチルドのハンバーグ、レトルトのカレーとごはんを買って帰り、ハンバーグカレーにありついたのだ。

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が。

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食べて思った。ルーのチョイスを完全にしくじった。肉に合わせるから、と思って、野菜多め、みたいなルーをチョイスしたら、なんですかね、トマト的酸味の強い、そんなルーだったので、まったくハンバーグと調和しなかったのである。COMPLEX以上のミスマッチである。ビーマイベイビー。いやあれはマッチしてたのか?わからん。とにかく私の求めていたものとは遥かに違ったのである。

 

そんな絶望の一夜を過ごしたのが昨晩のことである。

 

で、基本的に待てない性格なので(笑)本日CoCo壱番屋でリベンジしてきました。ハンバーグカレー。ソースはビーフソースをチョイス。

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まあソースのチョイスもバッチリキマって、味もドストライクで、見た目も王道中の王道で。カヴァーデイルペイジとか言ってすみません。マイケル・ジャクソンポール・マッカートニーの「セイ・セイ・セイ」くらい、いやミック・ジャガーデヴィッド・ボウイの「ダンシング・イン・ザ・ストリート」くらいに格上げさせて頂きます。でも、パーマネントなユニットには成り得ないのよねえ。

 

とにかく間違いない味ではあったけど、しかしココイチ高いね。ていうか、これが普通と思うべきなんだろうけども。いまだに謎なのは、松乃家のロースカツ定食、なんで530円で出せるのか信じられんつうことですよ。と、思いっきり話が逸れ始めたので、本日はこのへんで失礼いたします。

Coverdale & Page

Coverdale & Page

 

カヴァーデイル・ペイジは元レッド・ツェッペリンジミー・ペイジと元ホワイトスネイクのデヴィッド・カヴァーデイルが共に落ち目だった時代に組んだユニット。そもそもデヴィッド・カヴァーデイルがペイジのツェッペリン時代の盟友ロバート・プラントの物まねと言われて「デヴィッド・カヴァーバージョン」なんて揶揄されてたくらいで、ふたりが組んだときは悪い意味で「まさか」という声が世間に溢れたわけです。好きな人いたらすみません。でも、どう考えても、いいわきゃないんだよね。ていうか国内盤廃盤なの?やっぱりハンバーグカレー・・・

 

聖なるギョーパー

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クリスマスですね、って事で、家でパーチーを開催しました。パーチーつっても、みんなおいで!とインスタで呼んでみたら、親しい友人2人が来てくれただけですが。人望無。神保町。まあよい。

ところで、クリスマスといったら焼餃子ですよね。(んなことない)

 

いろんなとこの持ち帰り餃子を買い揃えて食べ比べしよう

何がきっかけだったか、もうすっかり思い出せないのだが、数年前に思いついたこの企画。

持ち帰り餃子、というのは、テイクアウトではなく、店頭で売られている、お持ち帰り調理用のいわゆる「生餃子」のことを言ってますけど、それを各社分買い揃えて、食べ比べたいねと。その企画を、数年越しで、いよいよこのクリスマスのタイミングで決行しましょうか、と。そういうことなんです。

そこでいざ、各店舗に買いに行こ、と調べ始めた段階で、どうやら各社「生餃子」という商品に差異がありそうだ、ということに気づいた。

例えば「ぎょうざの満洲」では、持ち帰り餃子には「生餃子」と「冷凍生餃子」の2種類が存在する。一方で「餃子の王将」で「生餃子」というと「冷凍生餃子」なのである。どちらかというと事態を混乱させているのは満洲なのだが、果たして冷凍生餃子に対して、冷凍していない生餃子は「生生餃子」なのであろうか。ワケワカラン。

何にせよ、我々としてはなるべく公正を期するために、諸条件を合わせる必要がある。そこでここは「冷凍生餃子」であることをこのコンペティションのレギュレーションとして採用、その上で各社のWebページを見て確認をし始めたのだが、ページ上の記載ではこれまた、置いてるのが「生餃子」なのか「冷凍生餃子」なのかハッキリとわからず(まあ一般消費者にはどーでもいいことかも知れないですけど!)しゃあないので店頭に出向いて、確認して、を繰り返していたら、3軒回ったところで疲れちゃったので(笑)今回は3社で第1回とし、ここでのディフェンディングチャンピオンが第2回進出、ということに、テキトーに決めました。

 

それでは記念すべき第1回の出場選手を紹介

エントリーNo.1 ぎょうざの満洲

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満洲は、毎週水曜土曜が「餃子と麺の特売日」らしく、通常の30%引き。

※店舗によって曜日に違いアリとの噂あり。

買いに行ったのがたまたま土曜日で、特売冷凍餃子2人前(12個入り)が税込275円。

 

エントリーNo.2 餃子の王将

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6個入りで税込259円。普通だけど、特売の満洲と比べちゃうと高く見えちゃうね。豪華カラー刷り作り方フライヤー付。

 

エントリーNo.3 幸楽苑

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幸楽苑も水曜土曜は割引デー。レシート上も「水土生餃子」になってました。30個入り税込518円。溢れる業務用感。コスパ最高。

 

バトル開始

それでは焼きます。調理担当は友人宮氏。

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ここもまた公正を期するために、同じフライパンで同じ焼き方で各社3個ずつを焼くことに。ジュージュー。

して、焼けました。

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それでは早速食べ比べ。

まずは幸楽苑から行きました。

タネの甘みがハンパない。ニンニクから来るものか、キャベツから来るものか、とにかく野菜の甘みなのかな。なんとなく子供受けしそう。大人が食べるときはタレで調整したいところ。

 

次に餃子の王将

皮は薄めに感じるが、クオリティはしっかりしている。そしてタネの味付けもしっかりしている。なんつうか非常に、餃子らしい餃子。バランスの取れた一品。

 

最後にぎょうざの満洲

ここはもうとにかく、皮に特徴あり。モチモチのプリプリ。どうやらうどん粉を使ってるらしいです。満洲の店舗のメニューでは結構、水餃子も推されていて、多分同じ餃子を使っていると思われます。ただ、皮の印象に反して、タネの印象が弱かったかな。

 

正直、餃子なんかどこも一緒でしょ、くらいの気持ちでいたのですけど、こうして食べ比べると、かなりわかりやすい差がありました。

あと個人的に感心したのは、どこの餃子も今どき、ちゃんと焼き面はパリッと仕上がりますねえ。企業努力最高。

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果たして、今回のディフェンディングチャンピオン

最終的に票を集計し、今回のディフェンディングチャンピオンは僅差で、餃子の王将に決定。まあ僅差で、つっても3人でやってるので、2対1なんですけども(笑)

ファミリーなら幸楽苑が安くて量あるなー、とか、水餃子も楽しみたいなら満洲かなー、とか、評価の軸はいろいろあると思いますけど、おいしい焼餃子、ってことで言うと、今回は王将に軍配が上がるかな、と、そんなところです。

次回は、大阪王将日高屋あたりと第2回戦を行いたいと思います。

でまあ、クリスマスなんで、そのあとはケーキやらチキンやらワインやら頂きましたとさ。苦しい。

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それではまた。

「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」を読んだ。

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昭和の未解決事件として名高い「三億円事件」。

三億円事件発生から50年目の今年、実行犯本人と名乗る人の手記が、インターネットの投稿小説サイト「小説家になろう」で公開された。

ちょいちょい引用させて頂いて恐縮だが、ザ・コレクターズのギタリスト、古市コータロー氏は、昭和のミステリーを追っている人物としてファンの間では有名である。その氏が、ポッドキャスト「池袋交差点24時」のシーズン7、第97話「三億円事件再燃の巻」で、この手記について語っていたことで、その存在を知った。

ザ・コレクターズのポッドキャスト「池袋交差点24時」アーカイブ

ポッドキャストが公開された日には既に、「小説家になろう」上、投稿が削除されていて(一時的?)読めなかったので、書籍化決まったのかな、とは思っていたが、その後、経緯を気にすることもなく、過ごしていた。

と言う程度に、大した関心はなかったわけである。

突然のLINE。

したところ先日、何の脈絡もなく、友人の宮氏からLINEが来た。どういう経緯があったのかは知らないが「三億円事件の第四現場って、ぎゃんごさんちの近くみたいですよ」と突然、ニュース記事の写真と照らし合わせた地図をよこしてきたのである。

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え、ここ知ってますわ。確かに近いし、春先この辺は桜が綺麗なので、カメラなんか持ってふらふら散歩して、この辺りで突き当たりになるので、煙草なんかふかして毎年一息ついてる辺りなのである。

こうなると面白いもので、俄然身近になり、興味が湧いてくる。事件は1968年12月の出来事だが、1968年は私の生まれ年であり、事件発生時は赤ん坊なので勿論知らないが、自分が小学生の頃くらいまではまだまだ事件も捜査中で、恐らく昭和50年の時効成立前後は、度々ワイドショーなどで取り上げられていた記憶もあり、まさに昭和の大事件だったのである。

そんな経緯から、本日ついに、書籍を購入した。

府中三億円事件を計画・実行したのは私です。

府中三億円事件を計画・実行したのは私です。

 

まず昼に家を出て、第四現場付近を散歩。それから本屋に向かい、本屋を出たその足で最寄りのパン屋にイートイン、読み始めた途端、面白くて一気に読み切った。

事件の概要についてはWikipediaに詳しいので、事件について知らない人はまずそれをさっと読んで頂いて、それからこの本を読んでみて頂ければと思う。

三億円事件 - Wikipedia

ミステリーの真相に迫りたい、完全犯罪の謎に迫りたい、そういう向きには期待外れかも知れない。ただ、自分には、これはとてつもないリアリティを持った話に映った。Wikipediaに掲載されている情報の点と点が、スッキリと繋がる感覚を味わえるはずだ。フィクションだとしても、なかなか良く出来ている話だ。

読み終えると夕方。帰り道、再び第四現場に足を運んだ。現場に佇み、煙草をふかして想いを巡らせる。犯行より前、犯人はここに何度足を運んだだろう。そして50年前の12月10日に、ここで現金をジュラルミンケースから取り出し、逃走用の車に移し換え、ここを後にしたのだと。

果たして真贋の如何は。

実行犯本人の手記かどうか、それは読んだ人の判断に委ねるよりない。ただ、自分は、これが真実であって欲しいなあ、と思った。

本の中に、こういう一節がある。

「人生を賭ける理由が、恋愛の他にあるでしょうか。」

この昭和の大事件の、真の動機がそれ?と、思う人もあるかも知れない。けれども、僕はこの一文に、とてもリアルを感じる。あとは兎に角、運があった、というか運命なのか、そういうことだと思う。何にせよここに書かれたような日々を経て、事件の時効、その後昭和63年に民事の時効も経て、50年。こうして手記を発表出来たことが本当であれば、これはまさに、サバイブの見本みたいな人生であったというしかない。リスペクト。

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初恋

初恋

 

Amazon三億円事件を検索したら、これも三億円事件に関係ある話なの?観なくちゃ。



粋な男なら「さらば青春の新宿JAM」は観とこうよ。

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何だか音楽映画がアツいような気がしてるのは僕だけですかね。

前回の記事で書いた「ボヘミアン・ラプソディ」を皮切りに、レディー・ガガ主演の「アリー」やら、ブラーのセカンドアルバムのタイトルをそのまま拝借した「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ」やら、あとはクラプトンの映画も公開されるみたいだし。

そんな中、「ボヘミアン・ラプソディ」を公開中の新宿ピカデリーで、もうひとつ、最高な音楽ドキュメンタリー映画、やってます。あんまり良くて、ボヘミアン・ラプソディに引き続き2回観てしまいました。

昨年、30周年イヤーの締めで3月に武道館公演を大成功させたザ・コレクターズが、武道館後の12月に新宿の小さなライブハウス、そこは彼らが初めてワンマンライブを行った場所なのですが、そこが取り壊しになるという事で、さよなら凱旋ライブを行うまでの様子を軸として展開する映画「さらば青春の新宿JAMです。

映画『THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~』公式サイト

 

何回笑ったかわからない。

タイトルにしろあらすじにしろ、さぞかしノスタルジックな、センチメンタルな映画なのかな、と想像するじゃないですか。全然そんなじゃないです。はっきり言って、何回声を出して笑ったかわからない(笑)

コレクターズは何度かリズム隊のメンバーチェンジを行っており、今や当時の新宿JAMのステージにコレクターズとして出演していたのは、全曲の作詞作曲を担当するボーカルの加藤ひさし氏、そしてギターの古市コータロー氏のみとなっています(現ベーシストの山森氏も、当時シャムロックというバンドで新宿JAMに度々出演していたミュージシャンの一人ではありますが)。

その2人とも、そして当時を知るゲストコメンタリーの面々も、誰ひとりセンチメンタルな様子は皆無。先日シーズン8が始まった、月間40万ダウンロードの人気ポッドキャスト「池袋交差点24時」の雰囲気そのまま、笑い話も交えて、当時を振り返ります。

ザ・コレクターズのポッドキャスト「池袋交差点24時」

しかし、そんなサバサバした雰囲気の中、映画の進行に沿って徐々に浮き彫りになってくるのが、加藤古市両氏の固い絆。このふたりだったから、当時のモッズシーンから総スカンを食らいながらもメジャーデビューを果たした、このふたりだったから、30年以上も(大ヒット曲もないのに)ロックンロールバンド人生を続けて来れた。そういう姿が明らかになっていきます。川口潤監督、僕は今回初めて作品を拝聴しましたけど、素晴らしい編集だなと感じました。

 

笑ってたのに、不覚にもグッと来た。

ライブシーンは1986年のJAM、2017年のJAMをタイムマシンの様に行き来しますが、映画終盤、とある曲の、2017年のライブシーンがフルで流れます。

この曲は、古市コータロー氏がコレクターズのメンバーになって、最初に作られた曲なんですね。個人的には、コレクターズを初めて聴いた1987年リリースのインディーズ盤「ようこそお花畑とマッシュルーム王国へ」の中で、最初に好きになった曲だったな、という思い入れもあるのですけど、歌詞が、何とも訴えかけてくるのです。それが、18歳でこの曲を聴いていた時と同じように響いているのか、わからないのだけど、懐かしいとかではないんですよね。今のリアルとして響いてくる。

ボヘミアン・ラプソディにおいても、最後のライブエイドのシーンは全曲歌詞が出ていて、それら全てが、それまでのフレディの歩みを総括するような内容で、そこに驚き感動させられるわけですけど、この映画でのこの一曲もまさに、加藤ひさしという男の想いが凝縮されて伝わる場面で、不覚にもグッと来てしまいました。

そんな場面もありつつも、映画全体、決してノスタルジーに陥らないのは、ザ・コレクターズ自体が、そして登場する様々な人含め、現在進行形、現役感、そういうものが漲っているからなんだろうな。そう感じました。

 

成功って何だろう。

僕のように長年ファンやってます、という人よりは、ザ・コレクターズをこれまで聴いたことがない、知らなかった、そういう人にこそ、勧めたい映画なんですよね。特に、男だったら、何か感じるものがあるはず。なんていうか、生き方が、粋なんですよ。

この映画のもうひとつ大きなテーマが「MODS」ですが、加藤古市両氏にとって、モッドであるということは「粋」であるということと同義なのかなと。粋であるならば、ドレスコードがモッドじゃなくったっていい(逆に言えば、ドレスコードがモッドでも、粋でないんじゃダメだよ、と)そういう境地に、辿り着いているのかな。自分はそのように解釈しました。

ザ・コレクターズにはいわゆる大ヒット曲というものがないから、この映画、ロックのサクセスストーリーとしては映らないのかも知れない。ただ、間違いなく、人生のサクセスストーリーではあるなと、そんな風に感じています。

何を成功と思うかは人それぞれ。大金持ちになるとか、有名なセレブになるとか、そういうことではないけども、こういう成功もあるんだよ、と。

いや、まあ、もっともっと売れたいんだろうな、とは思うんですけどね。メジャーデビュー31年目の今年、23枚目のオリジナルアルバムもリリースされました。これ、キャリア何度目かのマストバイアルバムに仕上がってます。最高です。加藤氏は再来年還暦で(そんな歳に全然見えない)、さいたまスーパーアリーナのライブをやるなんて冗談ぽく言ってますけど、これは本当に実現して欲しいです。

 

というわけで、新宿ピカデリーでは12/6(木)まで、その後渋谷HUMAXシネマで一週間、さらに池袋シネマ・ロサで12/27(木)まで、さらにその後12/28(金)からはMOVIX昭島にて、また全国の映画館でも上映中なので、是非とも足を運んで頂きたいです。

2019年は、1/11(金)〜シアタス調布、1/25(金)〜アップリンク吉祥寺で上映されます。(2019/1/12追記)

女は「ボヘミアン・ラプソディ」、男は「さらば青春の新宿JAM」ってことでひとつ。

YOUNG MAN ROCK

YOUNG MAN ROCK

 

 

ライブ・エイドのクイーン。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。封切日に4DXで、その後IMAXでと、都合2回観ました。今のところ。

実は私、小3で初めて買ったロックのレコードはクイーンのセカンド、初めて観たロックコンサートは79年5月、札幌は真駒内アイスアリーナでのクイーン来日公演なので、クイーンにはそこそこ思い入れがあります。小学生時代は、虎柄のスキニーパンツを履いたドラマーのロジャー・テイラーに憧れてました。

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映画そのものはなんつっても2回観たくらいだし、よかったです。なんならもう1回観に行きたいくらいで。12月には爆音上映もありますしね。

爆音映画祭 オフィシャルサイト

映画のヒットとは裏腹に、時系列の入れ替えについて、否定的な評論も多いようだけど、何せ2時間強でクイーンヒストリーをやろうというのだし、まして娯楽映画ですんで、個人的には仕方あるまいなあと思います。

バンドの危機を乗り越え、ライブ・エイドで歴史に残るパフォーマンスを行う経緯は、映画で描かれているそれは、確かに事実に反するんですよね。でも全然いいよ。映画だし。

 

といいつつ、当時を知るオジサンとして、あれがどういうものだったのか、あのイベントを当時の音楽ファンはどう受け止めたのか、もうあちこちで散々書かれてる気もするけど、あくまで、私一個人の印象ではありますが、ちょっと書いてみようかなあと思います。

 

そもそもライブ・エイドとは。

ライブ・エイドの開催は85年の7月でしたが、先立つこと半年、84年のクリスマスあたりに「バンド・エイド」というチャリティープロジェクトがイギリスで結成され、アフリカ飢餓を救うためのチャリティーシングルをリリースしたわけです。発起人は、ブームタウン・ラッツボブ・ゲルドフと、ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロ

当時はMTVの時代。イギリスのニューウェイブバンドがアメリカのチャート上位を独占し、「第2次ブリティッシュインベイジョン」なんて言われていた時代でして。従って参加ミュージシャンも、ライブパフォーマンスよりは、ミュージックビデオで人気が沸騰した、デュラン・デュランバナナラマカルチャー・クラブスパンダー・バレエフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、ポール・ヤング、そしてワム!などなど、当時のヤングに人気の、そういうメンツでありました。

その流れを受けて「60年代のウッドストックコンサート以来の大規模ライブイベント」として、再びボブ・ゲルドフの呼びかけによりライブ・エイドが開催される事になったのであります。

とは言え当時は、ライブパフォーマンスというものが軽視されていた時代。シンセサイザーやサンプリングマシンの進化、(従来よりは)安価に音楽制作が可能なATARI等のコンピューターの普及で、それほど楽器演奏を極めなくても音楽が作れるようになったこと、さらにはMTVの普及で、70年代だったら、イギリスのバンドがアメリカで人気を得るにはひたすら広いアメリカをツアーして回る必要があったのが、カッコよいビデオクリップを作ればそれでよくなった。そういう時代に大人気だったデュランデュランなんかは、果たしてこの人らは本当に楽器を演奏できるのか、ステージで弾いているのは本人なのか、なんてことをしょっちゅう言われていたわけですね。「ベーシストとドラマーいるけど、聴こえるのシンベとドラムマシンじゃん」みたいな。

そんなわけだから、当時からライブアルバムをリリースしてそれが売れていたようなU2みたいなバンドは別として、他の若手ミュージシャンはライブパフォーマーとしては正直、経験値も浅く、小粒でした。恐らくはそんな経緯から、またライブ・エイドバンド・エイド同様に、チャリティー目的のイベントだったゆえ、幅広い層にアピールする必要があり、ベテランの参加は必須だったわけです。

とはいえ、ツェッペリンもフーも参加バンドに名を連ねてはいたものの、この2バンドは実質この時点では解散していて、この日限りの再結成だったわけだし、ストーンズボブ・ディランなんかは、一番トレンドから外れていた時代でした。(そんな時期も乗り越えて、まだ現役でやってる、ってのが凄いとこなんですけどね。)ミック・ジャガーキース・リチャーズも、ストーンズとしてではなく別々で参加していました。要するに、名実共に大トリを飾れるバンドがいなかったと。

 

クイーンはどうだったのか。

それならば、クイーンは期待の星だったのか、というと、実は前年の84年に、南アフリカの白人リゾート地であるサンシティでコンサートを行っていたのですね。

アパルトヘイトが問題視され、国連から南アフリカへの文化的ボイコットが呼びかけられていた時期だけに、この行為は政治的・文化的に総スカンを食らったわけです。翌85年には「サンシティ」っていう、アパルトヘイト反対アーティストによるシングルが話題になったくらいでした。

ここは映画のイメージとも重なるのだけど、80年リリースの「ザ・ゲーム」、そこからのシングルカット「地獄へ道連れ」の大ヒット、そのあたりは初期〜中期の大袈裟なサウンドメイキングから上手く脱却して音楽トレンドには乗っていたけれども、次作で全面的にシンセサイザーを導入してディスコ調のサウンドに取り組んだ「ホット・スペース」が大コケしたりと、なんとなく「ロートルバンド」の匂いが漂い出したところでの南アフリカ騒動。

しかしその間も「レディオ・ガガ」ちゅう大ヒット曲はあったので、決して第一線から退いていたわけではないのだけれども、フレディの私生活のイメージも相まって「大御所」「儲かればどこでもコンサートやる」みたいなイメージがついていたのは否めないわけです。

 

そして始まったライブ・エイド

全世界84カ国同時衛星生中継てなわけで、僕もテレビにかじりつきで観てました。

まず、司会が南こうせつだったあたりで「うーん」と感じたのは否めません。まあ日本ローカル事情ですけども。で、エルヴィス・コステロビートルズカバー「愛こそはすべて」に「選曲ベタすぎでダサい」と感じたり、トンプソン・ツインズに「そこそこライブバンドじゃん。でも3人のメンバーのうち2人は大して楽器弾いてないし頑張ってるのボーカル兼ギターのトム・ベイリーだけだし、ていうかこいつらもビートルズカバーかよ」と思ったり、U2はかなり評判よかったし悪くなかったけども、客席の女の子引っ張り出してダンスしてキスするのはちょっとナルシストっぽくてキモイ(←この後これはU2ライブの定番になるんですけどね)などと感じたりしながら、まあ、観ておったわけです。そして。

 

クイーン登場。

上述の「ザ・ゲーム」くらいまでは熱烈なクイーンファンだったけども、80年あたりからはYMOによるテクノの洗礼を受け、それ以降もっぱらイギリスの若手バンドに夢中になっていた自分、クイーンのライブには全く期待していなかったわけです。そもそもクイーンが出る、って事を事前に知っていたかどうかも怪しい程度で。

ところが・・・通常本編ラス前で演奏されることが多い「ボヘミアン・ラプソディ」を、いきなり初っ端にかましての会場大合唱から、もう見事に持ってかれた。多分、世界中で中継を観てた人がこの瞬間、同じ気持ちだったんじゃないかな。そして「レディオ・ガガ」。ミュージックビデオでは、4人とエキストラで手拍子してたのが、いきなりウェンブリースタジアムの75,000人で展開されると、ヤベえヤベえと高まる気持ち。

そこから例の「リーロリロレーロ」を挟みつつ、「ハンマートゥフォール」「愛という名の欲望」「ウィーウィルロックユー」そして締めの「伝説のチャンピオン」。

そうだよ、ロックコンサートってのはこういうもんだ。MTVばっかり見てて忘れてたけど。観たもの者全員にそう感じさせた圧巻のパフォーマンスで、クイーンがライブエイドの主役の座をかっさらった瞬間でした。

 

というわけで、映画は確かに時系列と事実の入れ替えはあるものの、それを知っていて尚、楽しめる作品になっているのは、メンバー役の素晴らしい演技、特にフレディ役のラミ・マレックの、フレディが憑依したんじゃないかという熱演、これに尽きると思います。落ち目のクイーンが大舞台を大成功させるカタルシス、自分は、あの時テレビで観て感じた気持ちを、こういう形で再び劇場で体験できたってことが、ただただ凄いと思いました。史実のまま、その気持ちを味わうためには、何時間の尺が必要かわかんないですからね。実際、日本公演の様子を再現した場面含め、カットされたシーンを入れると、5時間分くらいあるらしいですよ。ライブ・エイドのシーンも全曲分撮ってるらしいですし。

そういったシーンの一部はきっと後日、特別編集版として公開されるか、DVDに収められるか、とにかくそれも楽しみです。

というわけで、映画、既に大ヒットなので私ごときがオススメするまでもないんですけど、安心して観に行って、感動して貰えればと思います。

 

Queen Rock Montreal & Live Aid / [Blu-ray] [Import]

Queen Rock Montreal & Live Aid / [Blu-ray] [Import]

 

こないだまで2,000円切ってて、いつか買おうとしてたんですけど、映画公開後一気に在庫なくなりました。全世界的に売れてるんだろうなあ。これ、ライブエイドはともかく本編のモントリオール81年のライブが最高。キレッキレのフレディが観れます。「愛にすべてを」「プレイ・ザ・ゲーム」あたりは、観てるこっちが思わず笑っちゃうくらいフレディ絶好調。圧巻。間違いなくクイーン絶頂期。何気に「ボヘミアン・ラプソディ」もベストライブバージョンかも。

 

伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985 [Blu-ray]

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安定高値の国内盤。輸入盤と比べたら、ですけどね。内容的には十分おつり。しゃあないのでこっち買うか-。



油断したら死が近づく

2日続けて「ぎょうざの満洲」で晩飯。

話は今月の頭に遡る。

仕事帰りにふとチャーハンを食べたくなった私。ま、チャーハンは満洲で決まりだよね、と思っているのだけど、自分のアパートの最寄り駅に、ぎょうざの満洲がない。1つ前の駅、そして2つ前の駅にも、満洲はあるのだが、私の最寄り駅には、日高屋さんしかないのである。仕事で遅くて疲れていたのもあり、途中下車もかったるいなあ、今日は日高屋さんでもいいかね、と、最寄り駅の日高屋に入った。で、激しく落胆。

日高屋に対する私の以前の評価は、旨くもないけども、可もなく不可もない平均点の中華、だったのだけど、その日食べたチャーハンは明らかに平均点以下のガッカリな出来で、その原因がどこにあるのか、分析する気にもなれないほどガッカリで、これはいずれどこかで、リベンジチャーハンせねばなるまい、と誓ったのである。それが月初の話で、昨日、満を持して、ぎょうざの満洲でリベンジチャーハンをキメたのであります。

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リベンジ成功。しかし。

リベンジチャーハンは最高であった。期待を裏切らない街場中華感。強いて言えば、ナルトが少なかった(もしかして入ってなかった?)気がするのがちいとばかし不安ではあるのですが、まあ、美味しかった。しかしリベンジををキメた私の目に飛び込んできたのは、厨房から次々と運び出される「レバニラ」であった。

満洲に来ると面白いもので、時間帯なのか、季節柄なのか、はたまた天候なのか、何となく「その日のトレンド」が存在する。例えば先日は、自分も含めて「やみつき丼」のオーダー率が非常に高かった。そして店がとても混んでいた昨日のトレンドは、明らか「レバニラ」だったのである。こうなると、どうしてもレバニラが食べたくなる。

若い世代がご存じかどうかは知らないが、私が子供時代に憧れたバカボンのパパ」の好物は「レバニラ定食」であり、好き嫌いが多い少年であった私にとって「レバニラ定食」は、バカボンパパの楽天的な性格のエネルギー源たる、とても魅力的なメニューに感じたのであり、従って自分の中では「定食屋の王道メニュー」なのである。

 

リベンジレバニラ。そして罠。

と言うわけで本日、リベンジレバニラをキメるべく、昨日とは別の満洲に来たのであるが、そこで、つい油断をし、犯してはいけないミスを犯してしまった。

今日はレバニラ、と決めていた私は、席につくなりメニューを手にすることもなく、店員と言葉を交わした。

「レバニラ定食」

「ご飯は玄米と白米どちらになさいますか?」

「白米」

たったそれだけを言い、レバニラの到着を今かと待った。

待つこと5分、私の目の前にライス、スープ、漬物、そして餃子6個が運ばれてきた。餃子?

私は店員に「餃子頼んでないんだけど」と言おうとした。と同時に、頭がAIのように状況を分析・整理し、事態を瞬時に飲み込んだついでに、言いかけた言葉を飲み込んだ。セーフ。

しかる後、レバニラ炒めが遅れて到着した。

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つまりどういうことかと言うと。

自分がイメージしていた「レバニラ定食」をぎょうざの満洲でオーダーするには、単品でレバニラ炒め、ライス、スープを頼む必要があって、ぎょうざの満洲において定食とは即ち「セット」であり、セットとはライス、スープ、漬物、そして餃子6個が自動的にくっついて来るのである。だって「ぎょうざの満洲」なんだもん。

ナウなヤングはそれでいい。だが私は既に50歳、半世紀生きたダイナソーである。セットの餃子は3個で良くないっすかね?と言いたい気持ちはあるが、そこはぎょうざの満洲さんは太っ腹なので、6個なのである。おかげでこっちが、体格的に太っ腹になってしまうのである。

普段外出するときは、360度周囲に注意を払い、電車内では速やかに人様の迷惑にならないポジションに移動し、ヤバそうな人をなるべく回避したり、ゴルゴばりの注意を払って生きている私だが、こういう思わぬ場面で油断した結果カロリー超過し、病気になり通院費がかかる、服のサイズが合わなくなり衣服代がかさばる等、私の年齢においては致命的といえるダメージを負い、着実に、死に一歩一歩近づいてしまうのである。くわばら。

 

というわけで、今とてもお腹いっぱいで、どうにかするために無駄に歩き回りながらこの記事を書いているのであるが、皆さんも油断しないよう気をつけて頂きたい。

まあ言いたいことは満洲最高」ってことです。

 

ハコそばの豆腐一丁そばを食べねば夏は終われない。

先日私は、そばいち、という蕎麦屋の話を書いた。実はそばいちの他にもう一軒、というかもう一品、そばについて書きたいのである。

 

そばいち登場以前に、私が足繁く通った立ち食い蕎麦屋といえば「ハコそば」こと、箱根そばである。といって、ハコそばは普通の、早くて美味しい立ち食い蕎麦屋であって、特筆すべき点もない。夏のこの時期を除いては。

この時期、ハコそばには(ほぼ)毎年恒例の、季節限定メニューがある。その名も「豆腐一丁そば」、直球ストレートのネーミング通り、冷やしそばに豆腐が一丁、ドドンと乗っている。

異常な猛暑であるこの夏も昨日、8月5日からメニュー開始ということで、早速先ほど食べてきた。

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へいおまち。

ハコそばのいいところは、冷たいそばがキンキンに、冷たい状態で出てくるとこである。しかも豆腐も、キンキンに冷えている。夏の火照った体をキンキンにクールダウンしてくれる。今年のような、猛暑どころでない暑さの夏も、乗り切れるぜ、なんてな気持にさせてくれる。しかも満腹感も凄まじい。キンキンケロンパである。

食べ方も色々である。蕎麦と冷やっこを両方頂いているフィーリングでも良いし、大体豆腐がデカすぎて、途中で若干飽きが生じ易いので(笑)、そんな時は豆腐をシャカシャカっと砕いて、スムージーフィーリングで行くのもよかろう。行儀悪い、なんて事は気にしなくてよいのだ。立ち食いそばはスピードが命である。

もう何年こうして、夏にこれを食べているのだろう。ただ、冒頭に「(ほぼ)毎年」と書いた通り、一度、豆腐一丁そばが夏の限定メニューに現れなかった夏があったと記憶している。当然私には、その夏の記憶がない。それほどまでに、このそばを食べないと私の夏は始まらないし終わらない。不可欠なものなのである。

 

ところで、今年初の豆腐一丁そば、調理のおじさんが豆腐を容器から取り出す際に、角が砕けてしまった。私としては別に、それでも構わなかったのだが、なんとおじさん、新しい豆腐を改めて取り出し、乗せてくれた。見栄えの良い写真が撮れて有り難い事ではあるが、砕けた豆腐の行方が心配である。廃棄ではなく、おじさんの胃に収まってくれていれば良いのだが。

箱根そば on Twitter: "皆さまお待たせいたしました❗️ 箱根そば、夏の風物詩「豆腐一丁そば・うどん」を8/5(日)から数量限定・期間限定で販売しますぞ。… "