電車でなめられない男になる(第2回)
前回自分は、如何に自分が電車でなめられ易い体質であるかを書いた。
対策を講じる編に移る前に、東京の電車問題について思うことを、も少し書かせてちょ。
ポールダンサー問題
電車の座席の左端と右端、ドア付近に、天井から椅子を連結する2本のポール状のものがある。そこにしがみついて離れない人種がいる。自分はこの方々を、車内ポールダンサーと呼んでいる。
ドア脇のスペースに陣取る人というのは昔からいる。これはこれでどうかと思いつつも、昔からいるので仕方ないと諦めている。まあ小柄な人がそこに陣取る分には、さほど迷惑でもないし。
椅子の前には手すりが並び、だいたい椅子の人数と同じ人数が並ぶことになる。
車内ポールダンサーは、ドア脇の人の背後、手すりにつかまる人の横に位置し、手すりにしがみつく。
さてここで、皆さん。小中学校時代にやった図画工作の時間を思い出して頂きたい。木工細工、やりましたよね。木の角の部分、そのままだと痛いですよね。そこで、面取りという加工を施したことを思い出して頂けますでしょうか。
そう、人の触れるところ、角が立っているといろいろ厄介なので、人にやさしいものづくりの基本、角は落とすんです。
閑話休題。ポールダンサーの位置するところ、それは、人々が乗降する際に必ず通過するポイントなのですよ。必然彼らは面取り対象な訳です。平たく言うと、すっげえ邪魔。
その状況でも、テコでも動かないボールダンサーがどういう行動に出るか。8割のダンサーは、手すり側に食い込んで来ます。がん細胞よりも巧みに食い込んで来ます。結果、手すりにつかまっていたはずが、後ろに押し出される例を、何度も見てきました。
ここには人間の文化はない。まさに弱肉強食、獣の争い。
文化的、道徳的であることを是とする私としては、ホントに由由しき事態なんですわ。
恐らく異邦人。文化は通じない
最近はそういう目に遭う、もしくはそういう光景を見たときには、「ああ、この人は日本人ではないのだ。言葉も通じないし文化の理解も無理なのだ」と考えるようにしたら、少しやり過ごせるようになってきたのだけど、なんか悔しいんだよね。クヤシイ。9841。
まあ殺伐とした東京の電車事情についてはこれくらいとして、次回からは対策を講じていこう!永遠に続く!