東京さばい部

東京砂漠で生き残れ

愛しのクロワッサン

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うまいクロワッサンを探している。

なんて書き出しておいて何だが、正確に言うと探してはない。思いがけない出会いを待っている。だからネットのオススメ記事を探したり、人にオススメを聞いて回ったりはしない。例えばそれが銀座にあると言われて、行ってみて、評判通り美味しかったとして、それがどうだと言うのか。

そうではないのだ。ただただ、自分が向かった先々のパン屋で、クロワッサンがあれば買う。それだけである。探しには行かない。出会いたいのである。出会い頭の恋に落ちたいのである。理想のクロワッサンに出会えれば、それはすぐに、直感でわかるのである。


さて、個人的にクロワッサンには若干拘り、というか好みがある。私見であるが、クロワッサンは「バターが全て」だと思う。なので「高けりゃ美味い」となりそうなもんだが、全くそうでないので、困る。

例えば、神戸屋なんかは結構(神戸屋は全般的にそうだが)いいお値段してる。だがクロワッサンについては、全く大したことない。バタールはイケてると思うんだけど、ね。

そんなわけで、神戸屋のクロワッサンを食べた日などは、「モノの値段」っていったい何なんだろう、と経済について思いを巡らせてしまうこともしばしばなのだが、そういう事を考えるのは体に毒なので、すぐやめる。


閑話休題。近所のご贔屓のパン屋のクロワッサン、これは神戸屋より安いのだが、バターの風味がよく、なかなか美味である。

しかしなんといっても、今のところの私の一番は、殆ど毎朝、出社前に寄っている豊洲のパン屋のクロワッサンである。

表面はカリカリ、齧り付くと、中から芳醇なバターの香りがジュワッとくる。忙しい朝のひと時、一瞬ではあるが幸せになれる。気がする。今日も一日乗り切ろう、そんな風に、2分くらいは思える。気がする。人によっては「油っこ過ぎる」と思われるかもしれない。しかし3つも4つも食べるもんではないから、これでいいのである。特別な存在なのである。「愛してるというより気にってる(ザ・コレクターズ)」なのである。

その店にはかれこれ、もう7年くらい通ってるのに、クロワッサン食べたのは先月が初めてだったんだけど、それもまたよし。ステキなパンはさり気なく、近くにいても気づかないものなのだ。

 

この文章が、何かを暗示してるように感じた人は恐らく考えすぎである。黙ってクロワッサン食え、つう感じ。


というわけで、冒頭の写真はまるで朝食のような今日の夕食、神戸屋のクロワッサンです。見た目が素敵だからまた困る。騙されないぜ。まあ言うほど悪くはなかったんですけど、ね。

 

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こちらお気に入りのクロワッサンでございます。ここのパンは調理パンも凝ったものが多くて美味しい。