2017秋冬のコロンビアは今までとはなんか違う気がした話。
お久しぶりです。
さて。コロンビアというアウトドアブランドがございます。
自分におけるコロンビアの評価は「おっさんくさい(いやおっさんに言われたくないと思うけどさ)」「ヘタしたらモンベルよりダサい」「だいたい安い」とまあ、こんな感じで、アウトドアショップに行ってもほぼ、売り場スルーしてたんですよ。
ところが先日、いい感じのレインジャケット探してるときにこの秋冬の新製品群が目に入りまして、あれ。なんか垢抜けてね?と。
たまたま自分の感覚か世の中的にかはわからないけども、ちょっとレトロな感じがいいなあという感覚に、しっくりくる感じのものが多い。
実際、リアル店舗に行って製品見てビックリしたし、秋冬のカタログもらって眺めると、とにかく、いい感じ。
DOCTOR DENIM HONZAWAこと本澤祐治氏とのコラボ、COLUMBIA BLUE PROJECTをはじめ、他の製品もいい感じにカジュアルなアウトドアテイストにまとまってる。
上のパンツなんかはポリエステルとコットンの混紡で、グラミチみたいに股下がガゼットクロッチなんだけど、履いたときのラインが、オンライストアの商品ページで見れるのだけども、なかなか格好良い。
他のブランドがとにかく機能、機能で攻めてくる中、値段と機能とファッション製のバランスがよくて、素晴らしいと思います。
例えばコロンビアのレインジャケットは「ゴアテックス」じゃなくて「オムニテック」という生地を採用してるのですけど、ゴアのジャケットより1万円近くお安いのですよね。勿論、値段なりの性能の違いはあるのかも知れないけど、こちとら3,000m級の山に登るわけでもないわけで。
勿論、山ではいつどんな天候にあたるかわからないのは、僕も北海道の樽前山に行った際に、途中で物凄い豪雨にやられて、手持ちのユニクロのポケッタブルパーカーは「撥水」という言葉を口にし終わる間もなく一瞬で浸水、どえらい目に遭った経験もありますし、適材適所ではあります。何でもいいわけではない。ただ街で着ることを考えたら、ゴアとかオーバースペック過ぎる。コスパ悪い。個人的にゴアで手を出せる値段なのはモンベルのストームクルーザーくらいですし。
外国人って、ハイキングのときとか、すげえ適当な格好してるじゃないですか。ネルシャツにチノパンとか。あのフィーリングが好きなのですよ、自分。でも、休日山に行くと、低山でもなんか物凄いスポーティだしブルジョワチックだしで、ちょい好みでないのですよね。
なんだけども、はじめて山に登ったとき、僕は真夏にフツーのジーンズで登ったのだけど、あれはホントに気持ち悪い。何でもいいわけではないんですよね。
ちょっとそのあたり、最低限のスペックをクリアしつつ、いい感じにカジュアルっていう、コロンビアがなんかそういう素敵な感じになってる気がします。個人的な感覚ですけど20年くらい前のパタゴニアにあった(そして今はなくなった)フィーリングっぽい気がします。
僕みたいに「おっさんくさいブランド」ってまだ思ってる人がいたら、是非再チェックをば。