東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

山で温かいものを食べたい(小市民編)

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夏場は週2ペースで行っていた登山であるが、冬になってすっかり月1ペースになってしまった。

だって寒いんだもん

というのはあるけれど、正直、一番の理由は気温の寒さより懐の寒さ、「電車代も馬鹿にならないのだよ」である。決して自分金持ちではないので由々しき問題ではある。冬関係ない。

 

しかしながら、山頂で北風に吹き付けられながら携行食を口にするとき「侘しいのう。温かいものが食べたいのう」と思わずには居られないのである。しかし金の事情があるから、何か買うにもとにかく一大決心である。

仮にターゲットとする温かい食べ物を「カップラーメン」としよう。たかがカップラーメン、されどカップラーメンである。山頂で食べるそれは、心も躰もポカポカにしてくれるに違いない。さて、

 

カップラーメンを食べるにはお湯が必要

である。真っ先に思いつくのはお湯を沸かす器具を買うことである。こないだ店頭でチェックしたこれなんか良さそうである。 

JETBOIL(ジェットボイル) バーナー ZIPジップ ブラック 1824325 BK 【日本正規品】 PSマーク取得品

JETBOIL(ジェットボイル) バーナー ZIPジップ ブラック 1824325 BK 【日本正規品】 PSマーク取得品

 
JETBOIL(ジェットボイル) バーナー PCS FLASH カーボン 1824329 CARB 【日本正規品】 PSマーク取得品

JETBOIL(ジェットボイル) バーナー PCS FLASH カーボン 1824329 CARB 【日本正規品】 PSマーク取得品

 

これの素晴らしいのは、500mlの水を2分強で沸騰させられるということである。そしてなおかつ、ガスボンベ等の付属品をまるっと上のカップ部分に収納できて、大きさも小さい。

先日観に行った「メルー」でも、メルー制覇に挑む3人のテントの中にこれがぶら下げられていたのを、俺は見逃さなかったのだ。

自分、ミニマリストなので、装備がいわゆる「ファストパッキング」、小型かつ軽量であることを是としている。故にバッグパックも10リットルのこんなんである。 

ジェットボイルZIPなら、このバッグでもギリギリ収納可能であろう。よし決定、と思ったところで気がついたのは、沸かすモノ持ってても肝心の水はどうするんだ、と。別途水筒に入れていくのかと。ダメじゃん。振り出しに戻った。

 

水筒はどうよ。

ならば水筒にお湯を入れて持っていけば、荷物にはならない。サーモスの「山専ボトル」という製品があって、相当冷めにくいというのは知っていたが、若干割高で二の足を踏んでいた。そんな折、我らがモンベルから、ほぼ同等の性能でちょい安い、これが出た。 

0.9リットルと0.5リットルの2種類がある。これ、普通の水筒に見えるがなんと、95度のお湯を、6時間後でも81度の水温をキープ出来るという、超優れものなのである。もーこれしかないじゃん、と一度は決めかけた。

 

そもそもさ

ところで「サバイブ」をテーマとしている本ブログにおいて、気になるのはサバイブしていくための道具としてどうなんだ、というところである。お湯が冷めない。これはいい。だがしかし、例えば今、大地震が来てガスが使えなくなったとしよう。お湯を沸かせないのに、水筒を持っていて、一体何の役に立つのか。

やっぱ水筒じゃダメだ。いざというときに役に立つのは火力だ。でもライフラインがダメになるってことは、水も来ないことがあり得るよね。んー。何が正解なんでしょうか。つまり両方あるに越したことはない。でも両方持ち歩くことになったとしたら、でかいリュックも必要だね。高いよね。あとそもそも、あんまり色々モノを所有するの、好きじゃねーんだよねえ。困困困困困。

 

そんな逡巡を、この冬の間中何度も繰り返しておりまして、そろそろ暖かい春がやって来そうな、今日この頃であります。

トップの写真は、昨年の秋に札幌で、旧友と登山に行った際、友達が煮てくれたマルちゃんダブルラーメンです。美味しかったなあ!嗚呼。

 

あ、ジェットボイルもアルパインサーモボトルも、モンベルの店舗に行くと実物見られます。モンベル最高。では。