山で温かいものを食べたい(小市民編)
夏場は週2ペースで行っていた登山であるが、冬になってすっかり月1ペースになってしまった。
だって寒いんだもん
というのはあるけれど、正直、一番の理由は気温の寒さより懐の寒さ、「電車代も馬鹿にならないのだよ」である。決して自分金持ちではないので由々しき問題ではある。冬関係ない。
しかしながら、山頂で北風に吹き付けられながら携行食を口にするとき「侘しいのう。温かいものが食べたいのう」と思わずには居られないのである。しかし金の事情があるから、何か買うにもとにかく一大決心である。
仮にターゲットとする温かい食べ物を「カップラーメン」としよう。たかがカップラーメン、されどカップラーメンである。山頂で食べるそれは、心も躰もポカポカにしてくれるに違いない。さて、
カップラーメンを食べるにはお湯が必要
である。真っ先に思いつくのはお湯を沸かす器具を買うことである。こないだ店頭でチェックしたこれなんか良さそうである。
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これの素晴らしいのは、500mlの水を2分強で沸騰させられるということである。そしてなおかつ、ガスボンベ等の付属品をまるっと上のカップ部分に収納できて、大きさも小さい。
先日観に行った「メルー」でも、メルー制覇に挑む3人のテントの中にこれがぶら下げられていたのを、俺は見逃さなかったのだ。
自分、ミニマリストなので、装備がいわゆる「ファストパッキング」、小型かつ軽量であることを是としている。故にバッグパックも10リットルのこんなんである。
リュック ノースフェイス THE NORTH FACE MARTIN WING 10 NM61527
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ジェットボイルZIPなら、このバッグでもギリギリ収納可能であろう。よし決定、と思ったところで気がついたのは、沸かすモノ持ってても肝心の水はどうするんだ、と。別途水筒に入れていくのかと。ダメじゃん。振り出しに戻った。
水筒はどうよ。
ならば水筒にお湯を入れて持っていけば、荷物にはならない。サーモスの「山専ボトル」という製品があって、相当冷めにくいというのは知っていたが、若干割高で二の足を踏んでいた。そんな折、我らがモンベルから、ほぼ同等の性能でちょい安い、これが出た。
0.9リットルと0.5リットルの2種類がある。これ、普通の水筒に見えるがなんと、95度のお湯を、6時間後でも81度の水温をキープ出来るという、超優れものなのである。もーこれしかないじゃん、と一度は決めかけた。
そもそもさ
ところで「サバイブ」をテーマとしている本ブログにおいて、気になるのはサバイブしていくための道具としてどうなんだ、というところである。お湯が冷めない。これはいい。だがしかし、例えば今、大地震が来てガスが使えなくなったとしよう。お湯を沸かせないのに、水筒を持っていて、一体何の役に立つのか。
やっぱ水筒じゃダメだ。いざというときに役に立つのは火力だ。でもライフラインがダメになるってことは、水も来ないことがあり得るよね。んー。何が正解なんでしょうか。つまり両方あるに越したことはない。でも両方持ち歩くことになったとしたら、でかいリュックも必要だね。高いよね。あとそもそも、あんまり色々モノを所有するの、好きじゃねーんだよねえ。困困困困困。
そんな逡巡を、この冬の間中何度も繰り返しておりまして、そろそろ暖かい春がやって来そうな、今日この頃であります。
トップの写真は、昨年の秋に札幌で、旧友と登山に行った際、友達が煮てくれたマルちゃんダブルラーメンです。美味しかったなあ!嗚呼。
あ、ジェットボイルもアルパインサーモボトルも、モンベルの店舗に行くと実物見られます。モンベル最高。では。