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東京さばい部

東京砂漠で生き残れ

METAFIVEいいよ。すごくいいよ。

今日はMETAFIVEがすごくいいのでその話を。

さばい部関係あるの?って話だけど、METAFIVEの会長こと高橋幸宏氏は芸歴48年らしいから、立派な音楽業界サバイバーだし、アリということで。

 

きっかけは音楽殺人

今年お盆に、実家の札幌に帰省して、そんときカセットテープをちょっと物色してまして。久々に色々聴きたいなと。で、幸宏氏の名ソロアルバム「音楽殺人」、1980年のアルバムですけど、それを持ってきて。当時も当たり前によかったけど、今聴くとものすごくよくて。シナロケの鮎川氏のギター、スペシャルズを思わせる素晴らしいリズム、「悲しきブルーカラーワーカー」をはじめとする完成度の高いポップス。

 

で、そんな流れで幸宏氏関連の動画をYouTubeを色々探し始めて、METAFIVEに行き着いて。

ただ、高橋幸宏&METAFIVE名義の映像は前も観てたのですよね。その時点では、YMOの曲を割と忠実にカバーしたりするバンドで(そもそもはそういう一夜限りの企画ライブで集められたバンドだったので)、全く何の興味も湧かなかったんです。だいたいね、その時の映像だと、まりんこと元電気グルーブの砂原氏がデコ出して帽子被ってて、知らんオッサンにしか見えなかったし、ボーカルのLEO今井氏はうしろで、殆どカメラにも捉えられる事なく、シンセを弾く大人しそうな青年だったし。

それが、この映像見てぶっ飛んだわけです。“Don't Move”なんかは1月から公開されてたみたいだけど、完全にノーチェックだった。

自分、1968年生まれなんで、小学生から高校生くらいまでは砂原氏や小山田氏とほぼ似たような音楽体験(「クイーンとYMOを聴いて育った」)をしていて、DNAに完全にYMOが刷り込まれている世代なんで、元YMOのメンバーが何をやってもだいたい受け入れられるんだけど、今回ほど、元YMOとか、ベテランだからとか抜きで、ストレートにシンプルに「よい」と感じられる物が、今この時代に出てくるとは正直想像していなくて、ちょっと不意打ち食らったわけです。

 

キーマンはLEO今井

キーマンは完全にLEO今井氏で、砂原氏がラジオのインタビューで「(幸宏氏が)なんで彼を誘ったのかわからなかった」と言っていたのですが、それもそのはず、表面的には世代も、バックグラウンドも違いすぎて、違和感しかないのだけど、幸宏氏は多分何が起こるか、わかってたんじゃないかなと。

他のメンバーが、何か特別いつもと違うことをしてるわけではないと思うのだけど、LEO今井氏とのコントラストで、それぞれのやっていることが、いつもよりもっとよく見える不思議。ケミカル。

キャリアの長いミュージシャンになると、新しいものを出しても、本人らの手癖のようなフレーズであったり、このバンドでいえば80年代の音楽の引用であったり、ましてこれだけ実績のあるメンバーの集まりともなると、それだけでも成立しちゃうんですよね。そして常連の聴き手がそこにニヤリとする、という楽しみを見出す、ということで終わってしまいそうなところ、LEO今井氏の存在が全く新しい光を当てている、そんな感じがします。

例えば僕も、1stのゴンドウ氏の曲に「これはテクノ版デュークスだなあ」なんてなことを、感じなくもないんだけど、そういうこというのはちょっと、ツェッペリンをブルースパクリじゃん言うような、そんな野暮な感じがするんですよね、そういうレベルの仕上がりになっている。

そしてその、新しい光効果は、LEO今井氏自身にとっても恐らくそうで、僕は恥ずかしながら彼の存在をこれまで全く知らずに来たのだけど、後追いでKIMONOSとか観たらなかなかカッコイイ。声がすごく音楽的であり、魅力的なので。でもやっぱり、METAFIVEで、彼の声も一層輝いていると思う。

多分幸宏氏は分かってたんだと思うんだよなあ。「きっとうまくいく」と。恐らく思った以上だったと思うけれど。サバイバーたる所以ですよ。なんせ64歳にしてなんなんだこのパワフルなドラムは。

 

昨日の朝は「スッキリ!」にも出たみたいだし、お茶の間にも浸透し始めたのか、iTunes Storeの注目ワードにも上がってたし、何よりミニアルバムがiTunesチャート1位だったようだし。

自分が小学生の時にYMOに世界を変えられたようなことが、再び幸宏氏によって、今の子供たちに衝撃を持って迎えられるなんてことが、あったらいいなあ。なんて妄想をしてます。

 

最後はLEO今井氏作の曲。これ一番好きです。明治通りの歌。

知るのが遅かったので、12/3、ZEPPダイバーシティのチケットは売り切れてたんだよなあ。残念。札幌ペニーレイン24は何故か2days。チケットまだある。観に行きたいなあ。悩む。

 

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