東京さばい部

TOKYO SURVIVE 東京砂漠で生き残れ

入浴剤がなければ純米酒を入れればいいじゃない

メンタルも弱いがそれ以上に皮膚が弱い自分。

もともと喘息持ちで生まれてきて、喘息は治ったがそれはやがて鼻炎になり、鼻炎がよくなるとそれが皮膚に来た。東京に引っ越したら花粉症にもなった。アレルギーマーチというものらしい。年齢と共に形を変えて、何らかアレルギー症状としては残り続けるのだ。

そんくらい放っておきたい気持ちだが、気がつくとカサカサなるし痒くなるし、ちょっと油断して搔き壊してしまったりすると衣服が血みどろになって殺人犯の帰り道みたいになって警察に目を付けられるし(※すみませんそんなに出血しません)、痒みを我慢してると生活のいろいろな場面で集中力を欠き、仕事は失敗し不注意のあまり道で車に轢かれる、可能性もゼロではない。サバイブにあたって非常に由々しき問題である。

これは人によるが、自分の場合は保湿で少しく症状が和らぐので、基本的に入浴剤も保湿効果を優先して選択する。ただ、そういった入浴剤もいくつか問題がある。
まず、高い。効能がそれなりに高そうなものはやはり値段も比例して高くなる。

そして匂い。自分、フローラル系の香りがあまり好きではないのだけど、入浴剤メーカーは風呂場を花畑にしないと気が済まないらしく、フローラル系の香りが多い。家によっては、ボディソープはバラの香り、シャンプーはハーバル系の香り、入浴剤がすずらんの香りだったりして、自然界の何処にもない楽園化しているのではないのだろうか。オエオエ。
そんな悩みに体をくねらせていたある日、知人にアドバイスを頂いた。

日本酒風呂いいよ。

温まるし、保湿効果もあるんじゃない?と。
知人曰く醸造アルコールとか入ってない純米酒、ということなので原材料をよく確認した上で、紙パックの安いやつを購入。高い入浴剤よりは量も多いし安い。コスパ最高である。なんなら呑んでもいいのだし。

なんといっても原料「米100%」てのがよい。潔い。入浴剤に限らないが世の中の製品にはなんだって色々訳のわからないものが混ぜられているのか。混ぜ物社会だ。ミクスチャーだ。
缶コーヒーにも泡を消す為だけにシリコンが混ぜられているものもある。歯垢を落とす歯磨き粉の粒々はプラスチックらしい。流れ流れて何処かの魚の胃に蓄積しているのだというニュースを先日読んだ。

というわけで、日本酒と私のミクスチャー入浴をしばらく続けている。

いざ投入。

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じゃん

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ダバダバ。シャバダバ

ウチの風呂場、電気が壊れて点かなくて。怪しい雰囲気満点ですみません。

入れた瞬間は日本酒の匂いがするが、しばらくすると薄れる。殆ど匂いはしない。お湯も勿論無色透明で、所謂柔らかい感じの湯になる。

個人的な感想になるが、これを続けた成果としては、あまり皮膚の症状がひどくならないように感じる。そして何より、オーガニックを標榜してるわけではないにしろ、訳のわからないものに身をさらすよりは遥かに気分がいい。「気分がいい」、入浴剤としてこれは大事ではなかろうか。

繰り返しますが、効能には個人差があると思うので合わない人はやめて、旨い魚をアテに冷やで楽しむのが吉と思います。日本酒オイシイネ。